・メモ
これまでに卒業論文のねたとなる情報はないか、ラテンの世界、古代ギリシャの啓蒙書を読み漁ってきたが、やっと意図した書物にぶつかった。本書の第9回の部分でアリストテレースについての記述があった。曰く、万学の祖であり、記述したおびただしい論文には生物学、自然史、天体、動物の種類、生理学に関する記述があると言う。ただし、彼の記述は、現在ではもはやその分野の研究の出発点とはなり得ないと言う。そうでしょうw ただし、彼の方法、すなわちまず対象とする問題について先行研究を行い、綿密に調査吟味した上で自分なりの考察を加えると言うアプローチは未だに学問研究の基本として通用すると言う。そう、この言葉が欲しかった。彼の著作で自然科学に関する記述に俄然興味が湧いてきた。哲学や悲劇はやっぱり私向ではないんだよねw
[いまに生きる古代ギリシア/¥893]
[桜井万里子著/日本放送出版協会(2007/6/1)]
[190p/978-4-14-910630-4]
[ソクラーテス、プラトーン、アリストテレース、万学の祖、文章の達人、イデア論、観察]
[MOOK][初][0037]
