・メモ

学部授業で使われた著作を改めて全ページ読んでみた。ギリシア哲学で著名な古代ローマ、このテーマにある非理性という言葉とは相入れない世界であるように思える。しかし本書では古代ギリシャの世界でも理性の世界と非理性の世界が共存し、その存在に当時のプラトーンをはじめとして哲学者達も頭を悩ませていたことがわかる。そして文学の世界でも非理性的な記述が散見されていたことがわかる。この部分については授業で多くの議論がなされたことが懐かしい。とりあえず明確な結論は提示されていないが、古典ギリシアの世界でプラトーンとアリストテレースは避けて通れないなw

 

[ギリシァ人と非理性/¥6,95]

[エリク・ロバートスン・ドッズ/みすず書房(1972/11/30)]

[388p/4-622-01964-7]

[イーリアス、プラトーン、アリストテレース、モイラ、神々、ダイモーン、ピュタゴラス、初期のオルフェウス教運動、アテー、非理性、夢判断、占星術、シャーマニズム、哲学、降神術、アーサスタイ、テューモス]

[単行本][初図][0021]