#0055:7月10日(金)
7月7日(火)
朝イチは昨日のうちにやっておきたかった、ピリッピカの次回予想範囲をノートに書き写す。無駄な手間に思えるかもしれないが準備作業としてこれは欠かせない。見開きのノート一面に3行おきに原文を書き写すことによって次回担当への期待と覚悟が定まっていく。色々間違え、結局7時までかかってしまったw
次は、明日3限のラテン語初級の課題のうちで、提出義務のない形容詞3つの活用をノートに書き写した。これ自体そんなに難しいものでもないのにずっと引きずってしまった。次回からは最初に片付けることにしよう。
続いて水2限、西洋古典特殊講義は、講師によって提供された前回メモを読み返す。前回はアキレウス主催のスポーツ大会での実際の着順と最終的な褒賞(とそれに対応する順位)の際についての話題が中心だったと思う。実際と最終の順位がアキレウス(および見学者)によって恣意的に操作されることをどう解釈するのか?これは要するに様々な方法でハンディキャップを与えているに過ぎないと思えば分かるような気がする。不平タラタラだった何人かのアスリートも最後は喜んでいるように見えるしな。
この後ジョギングをし、その後夜にサルがあるので早めに家を出て移動の途中でイーリアスの23、24章を再確認した。それにしてもアキレウスの態度は謎な部分が多いな。加えてピリッピカの次回分について、辞書を引き始め、ついでアリストパネスの担当分について、commentaryのどこに該当部分へのコメントがあるか確認した。いくつかの対象についてちょっとだけ進めることができた。
7月8日(水)
朝から天候は荒れ気味で落ち着かない。朝からギリシア語入門の予習に手をつけるつもりだったがそれどころではない雰囲気だ。とりあえず1問だけでも解くことに集中しよう。
2限の西洋古典学特講、この講座ではイーリアスにおけるアテーナイ軍内の対話・説得・妥協のプロセスを中心に内容の深掘りを図る。補講期間には授業を行わないのでこれが最後の授業となった。レポートを7月末までに出して全て終了となる。うーん、何を書くかな。
3限はラテン語初級、今回の範囲では指示代名詞、受動態の現在、未完了過去、未来について学んだ。ただ前回の課題についてはわかったつもりでいたが、細かい部分、理解が及んでいない部分が多く、課題の残ることになってしまった。夏休みに挽回を図ろう。
夜になって古典ギリシア語のアリストパネスの蛙のcommentaryに目を通してみた。ラテン語のキケロー ほど詳しい話がconmentaryに書かれていた訳ではないが、一応目を通した。よしよし。
7月9日(木)
そろそろ最終講義の授業も増えてくる。今日の2限目がそうだが、明日の予習でギリシア語入門に久々に着手する。不明部分もあったがなんとか2ページ進めて一旦休憩。
2限目、ヘロドトスの「歴史」第4巻の講読だ。自分の担当までは回らないだろうと鷹を括っていたら、教授から「最後に分担文を読んでもらうよ」という恐ろしい言葉が。。おかげで授業の間、ずっと緊張を強いられた(^_^;) 最後の最後で担当分の前半(10行程度)を読み上げ、私の分担は終わった。この授業が大学での最終講義となる教授からは、夏休みにあまり長くないものを一冊読むと力が付くというお言葉をいただいた。そーかそういう手もあるな。7月20日までに夏休みの課題を見つけてしまおう。忘れていたが2ヶ月近くあるからな。本日最終講義の教授に初めて会ったのは6年前の2次面接の時だった。うーん、あの時入学出来ていればその後の人生も随分変わったものになっていただろうな。異色の法学部出身の教授の授業は目の付け所に随所に法学部出身者を想起させるものがあり非常に参考になった。頭の中の脳のつながりを変えるきっかけになったかもしれないなぁ。
7月10日(金)
この日は朝から余裕がない。1限で課題回答と今季の出欠席の報告をすることになっており、更に2限はついに担当分が当たる。何を優先するか考えた末に1限の課題回答を優先することにした。毎回2課進むことになっていたが、2課目は10題中2題しか出来ていないが、とりあえず解答を優先することにする。復習を進めるうち、理解できない単語、見つからない単語が現れる。あれこれ悩むがこれが「来ている」という意味であることが分かる。この課あたりになると動詞の変化形の数が増え動詞の変化を確定するのにかなり時間がかかるようになる。それでもなんとか回答を4番目に終えることができた。ただ、マイクをオンにしたまま、自分が当たりそうな課題を音読していたため、マイクを切って欲しいと他の参加者からコメントを受ける。申し訳ない(^_^;)
その後授業は進行し、個々の参加者に講師から出席の有無を確かめる(というか自己申告する)ことになる。私の場合、6月中に1回ネットワークの不良でアクセスできなかったことを申告すると、それは数に数えないことにしてくれた。嬉しいw。これでなんとか単位は取得できそうだ.
2限、ついに担当部分が当たる。意味は他の訳や辞書を引いて大体のところが分かるが、韻律はさっぱり分からず苦労する。それでも講師のコメントは韻文、アリストパネス、喜劇そのものと多岐に渡りこれがかなり勉強になる。これは後期もとるかなw
2限が終わってから外出し、結局家に帰ってきたのは23時近くになってしまったが、その間に予習ができていなかった課題の和訳部分をなんとかやってしまった。残りは作文だな。明日の朝一にやってしまおう。
今週は月曜のラテン語韻文、金曜の古典ギリシア語韻文の担当部分の訳を説明することができた。また水曜の西洋古典特講、木曜の古典ギリシア語演習は今週で最終日だった。こちらもきちんと期限内にレポートを提出してしまおう。やれやれ疲れたなw
成果?
「ギリシア語入門」54/306
「歴史(中)ヘロドトス」106/385
「標準ラテン文法」78/110
「標準ラテン文法 別冊単語集」3/25
「ギリシャ・ラテン文学」1/378 再読中
「ギリシァ人と非理性」 4/384
「ギリシア・ローマ古典文学案内」153/153 読了
「中級ドイツ文法」 60/327
「古典ギリシア語入門」13/206
「エクスプレス古典ギリシア語」46/175
「独習者のための楽しく学ぶラテン語」38/295
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