#0036:5月15日(金)
5月14日(木)
昨日は疲れて勉強の進捗状況が思わしくなかったので朝早くからラテン語に取りかかった。授業でもらった参考資料の新しい単語と、ガッリア戦記とカティリーナの冒頭部分を裏紙に書き取った後、参考資料の復習をし、それが終わった後で第6課の課題に取り組んだが2限が迫っており時間切れとなり中断。続いて2限のヘロドトスの歴史を事前にチェックした。翻訳を見る限りそれほど難しくはなさそうなので、本文を書き写そうと思ったがこれが長い。ということで書き写しは次回の課題とし、オンライン辞書の使い方などをチェックし授業の開始を待った。
2限、ヘロドトスの歴史4巻を最初から行う。本日の担当の修士の学生が担当部分を読み上げる。これが速い!どこを読んでいるのかしばし追いつけなくなる。2年後私はこのレベルに達しているんだろうか??まぁそれはともかくw その後で学生の翻訳を受けて、担当講師がコメントを加えていくことになる。このコメントが結構細かい。文法事項は勿論、作品の背景知識や登場する部族、王朝、そして戦った部族に関することまで詳しく聞かれる。自分の分担の時にこの種の質問責めに耐えられるんだろうか??それと気になったのは度々「これは〜方言」的な発言があることだ。確かにギリシアの古典を読む際には何方言かが問題になるということを何度か聴いたことがあるぞ。多分方言で記載されているとせっかくphilolog.usを入手しても引けない可能性があるな。明日のギリシア語入門の時間に質問してみよう。それと次回は本文をノートに書き取ることは最低限やることにしよう。
授業が終わった後は昼食を挟んで午前中の続き、標準ラテン語文法の残りを片付けた。気がつけば既に14時半を過ぎている。なかなか素早くこなすことができない。7課はもう少しテキパキと進めたいな。
5月15日(金)
本日は午前の1限、2限と取っているため時間がない。ということで最低限の準備を進めた。まずアリストファネス の蛙、今回の範囲をノートに一生懸命書き写す。ここに授業中の講師のコメントなどを書き込む予定だ。そしてiPadではzoomに繋ぎつつ、philologのオンライン辞書をセットし、macMini側はペルセウス で原文のギリシア語と英訳を提示するようにセッティングした。そして1限の予習、既に課題はやってあったので、1課分だけ問題と答えを再確認した。これで一安心だったが、テキストの量を考えるとどう考えてももう一課分はいきそうということに気がついた。慌てて次の課の課題を再確認した。ちょうど終わったところで授業開始となったのだ。やれやれw
第1限、今回は名詞の変化形だ。この範囲は難しくはないが完全に暗記してしまうにはちょっと時間がかかりそうだ。最初の課の課題が当たったが無事回答することができた。講師の方が優しいので安心していたが、課題の予習をしてないとスキップされてしまうことがわかった。厳しい。この講座は予習が必須だな。そして予想通り今回は2課分進んだ。予習のストックはあと1課分しかない。この一週間で3日分ぐらい進める必要があるな。
第2限。蛙の輪講だ。授業が始まる前に、講師の方に辞書の使い方について質問をした。文献中で標準的な表現以外に方言が出てきた場合、どうやって意味を調べたらいいか質問してみた。私としては辞書の見出しは標準的な表現(アッティカ方言)しかないと思ったので、方言が出てきた場合どうやって辞書を引いたらいいのかわからなかったからだ。講師の方がおっしゃるには、古典ギリシア語としてはアッティカ方言、イオニア方言、ドーリス方言、アイオリス方言があり、辞書の見出しとしては必ずしもアッティカ方言に限らないとのことだった。また、ホメーロスやヘロドトスはイオニア方言だが、アッティカ方言とは語末が異なる程度の違いしかないとのことだったので、少し安心した。更に講師の方によると、古典ギリシア語をきちんとものにしたいなら様々な表現が豊富なホメーロスを読んでいくべきだというご意見を頂いた。なるほどそうなのか。ではホメーロスも毎日少しずつ読むことにしよう。あと、講師の方がホメーロスをアテネフランセで教えるということなのでこっちも出てみようかな。
ということで蛙の続編。講師のコメントは語彙、表現だけでなく語源などにも踏み込んだものが多くすごく参考になった。またオンライン辞書を使って所々意味を調べることにも今回挑戦した。事前に訳文を作るのは次回の課題になるかな。とりあえず次の回では1文でもいいので訳を作ってみよう。
午後は書籍を求めて東京の本屋へ。今回はイリアッドの1巻をloeb、そしてliddell and scottのgreek english lexiconを購入した、大判のものもあったが税別24,000円の価格に恐れをなしてabridged editionを購入した。今後必要に慣れば24,000円のものも購入しようかな。書店で上記の書籍を物色しながら、気持ちの変化に気がついた。今まで自分の担当分に来た時に訳せるんだろうかという不安が先に立っていたが、今は自分の担当分になったらどう訳してやろうかなと気持ちが前向きになってきた。いいぞw
書店への往復の車中で「ギリシャ・ラテン文学」を読み進めた。段々この世界に気持ちがのめり込むようになってきたw
夜遅くなって、いつものように帳尻合わせでw 標準ラテン語文法を少しだけ進めた。長音節の部分が現在と完了では異なることが実感として理解することができた。ちょっとだけ前進w
成果?
「ギリシア語入門」21/307
「歴史(中)ヘロドトス」102/385
「標準ラテン文法」40/110
「標準ラテン文法 別冊単語集」3/25
「ギリシャ・ラテン文学 韻文の系譜をたどる15章」 147/381
「中級ドイツ文法」 60/327
「古典ギリシア語入門」13/206
「エクスプレス古典ギリシア語」46/175
「独習者のための楽しく学ぶラテン語」38/295
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