・メモ
5月に続いて実現した、告井氏のアクースティック・ギターによる、ビートルズソングのライブ、今回も参加した。アクースティックギタをアンプに繋いでのライブ、音色もテクニックも素晴らしく、十分堪能した。
この報告をまとめるにあたり、前回のライブをチェックしてみると、実は選曲された曲及び曲順は今回と前回、前半部分はほとんど変わらない。しかしそれを感じさせない素晴らしい演奏だった。演奏についてはこれ以上言うことはないので以下に演奏そしてトークの中で楽しませて頂いたことをまとめておく。
- michelle、この曲のコード展開、中田喜直氏の「小さい秋見つけた」と途中まで全く同じだと言う。ポールが中田氏の楽曲を知っていたとは思えないのでこれは全くの偶然だろうと告井氏は言う。それにしてもマイナーコードの連続の中でこっそりメジャーコードを挟むことでただの寂しい曲が絶妙のラブソングになっていると言う。なるほどね。
- ticket to ride、この言葉、実は英語では破格だと言う。toにつながる言葉は普通は〜行の地名が入ると言う。と言うことで実はこのride、当初はryeだったと言う。ryeの土地にはポールの別荘があるそうだ。私はqueenのseven seas of ryeを思い出したw
- eight days a week、この曲のタイトル、ビートルズにずっと同行していたエンジニアのマル・エヴァンスが調子はどうだいと尋ねられて、「一週間に８日働いているよ」と言う愚痴っぽい言葉を頂いたらしいw
- helpに出てくる怪しい団体が乗っていたタクシーにharrodsと書いてあったのは、実はこの映画のスポンサーとしてハロッズのオーナー、アルファイド氏が関わっていたためだと言う。あれ？でもwikipediaで見たら、彼がharrodsを買収したのは1985年と書いてあるぞ？
- beatlesのアルバムでプロデューサを務めたジョージ・マーティン、彼の存在はものすごく大きいと告井氏は言う。beatlesの曲はスタジオでメンバーが話し合いながらどんどん変化させていくと言う。そこでずっと聴いていたマーティン氏がある段階で、ここで録音してみようと声をかけて録音が始まると言う。つまり曲の変化の中で、マーティン氏のおメガネに叶った瞬間の曲がアルバムの曲として採用されると言うことだ。
- ちなみに告井氏はずっとlet it beを持っていなかったと言う。ある時let it beがジョージ・マーティンが関わっていなかったことに気が付き合点したと言う。「俺は実はジョージ・マーティンの関わった楽曲が好きなんだ」と。
- tax manとeleanor rigby、この２曲は対をなす曲だと告井氏は言う。要するに税金をたんまり持っていかれる裕福層と結婚式で撒かれた米粒を生活の糧として暮らすしかない最下層との対比が描かれていると言う。ほう。
- 私がリクエストしたhello goodby、告井氏はこの対比しかない歌だと言うが、私はこの対比の中に人間にとってのcommunicationの難しさを巧みに表現したものだと思うw
- ライブ参加者と私との対話
Q) 音楽関係の方ですか？
A：私) いえ、単なる音楽ファンです(^_^;)
Q) ビートルズの大ファンなんですね
A：私) あ、それほどでもないですが、まぁファンです(^_^;)
- the endの歌詞、"and in the end, the love you take, is equal to the love you make"という歌詞を告井氏は絶賛していたが、実はこのパート、前の日に私が昼休みに町を歩きながら何度も反芻していた部分だw
・メンバ
告井延隆 アクースティック・ギター
・演奏楽曲
- 第１セット
01SGT. peppers lonely hearts club band
02eight days a week
03no reply
04michelle
05here comes the sun
06honey pie
07blackbird
08mother nature's sun
09martha my dear
10ticket to ride piggies
11lose that girl
12help
- 第２セット
13norwegian wood
14something
15abbey road B面再現
16hello gooby(by request)
17eleanor rigby(by request)
18baby's in black(by request)
19penny lane
20taxman
21love me do
22please please me
23she loves you
24i wanna hold your hand
25i saw her standing there