・演奏

二人の演奏をかぶりつきで見ることができた。吾妻氏はピックを使わず親指で弦を強くはじく感じでで弾いていた。弦を押さえる左手でタッピングしたり、ボディ本体をたたいてパーカッション代わりにしたり演奏に変化を持たせていた。そして客のコップを使ってのスライドギター演奏などもありいい音を出していた。富山氏もピックを使わずやはり親指を使って弦をはじいていた。演奏は奔放な吾妻氏に対して、富山氏は着実にパートをキチンとこなす感じで対応していた。ソロは1曲の中で交互にとる感じで進行した。

 

そうそう、この二人、ギター演奏だけでなくヴォーカルもかなりなものだった。よく通る美しい声で歌う富山氏に対し、嗄れたややアクの強い声で押し出す吾妻氏の歌は味があっていい感じだし、なにより演奏中の吾妻氏の表情の変化には思わず笑ってしまう。こんなに笑ったライブは初めてではないかな。

 

・メモ

MJG開店1周年記念のライブを見に行った。主役の一人吾妻氏は中学生の時見たB.B.Kingのライブに感銘を受けそれからはギターにどっぷり浸かってきたと言う。当然演奏もB.B.Kingっぽいどブルースかと思いきや、演奏自体はジャンプブルース、ジャイブ、カリプソを中心としたもので非常に楽しい。

 

さて、今回のギグだが、MJGオーナのU氏、吾妻氏、相棒の富山氏とも名門w大学出身、特にU氏と富山氏は同じサークル出身、吾妻氏の奥様もこれまた同じサークル出身ということで、このコネクションを利用しU氏が先輩ヅラして(うそ)

奥様経由で話を持ちかけこの日のギグが実現した。以下に演奏、会話の中で上がった面白い話を列挙しておく。

 

- ギタの弦を親指で強烈にはじく吾妻氏、あまりやりすぎたせいか、職場で痛くてハンコを押すことができなくなった。

 

- 二人の演奏ではそうでもないが、大編成のバンドになると一度リズムや音程がずれ始めると、それをコントロールすることが不可能になると言う。さながら暴走列車ですな。

 

- 吾妻氏は英語の歌を歌った後、次には日本語の訳を乗せて再度歌う。これが抜群に面白い。直訳だけでなく時事ネタや直前の会話などを巧みに織り込んで抱腹絶倒な世界を作り出す。ともかく吾妻氏、話が抜群に面白い。

 

- アンコールの途中でお店を練り歩いた吾妻氏、そのまま店の外まで出てしまい、すぐに戻ってこない。これには一同焦るw

 

- お酒の大好きな吾妻氏、アルコールが入ると演奏にも活力が出てきて面白い。

 

- 陽気で楽しい吾妻氏、しかし出身は難関理工学部だ。ここ、現役の時、私は落ちてる(^_^;) 一浪の時なんとかひっかかったw

 

- 11/8にこの二人のライブ&講義が中野のブライトブラウンというお店であるそうです。

 

・演奏者

 吾妻光良    ギター、ヴォーカル

 富山宏嗣    ギター、ヴォーカル

 

・演奏楽曲

この日の楽器はアクースティック・ギター2本というシンプルなもの。

第1部

1 ニール・ジョンソンズ・ブルース?

2 #9 train

3 stomp stomp

4 ain’t noboy’s business

5 if you can’t smile and say yes

6 is is

7 romance a la mode

8 ロックの肺炎、ブギウギ風邪

 

第2部

1 ギタレーゼ

2 bartenders just like a mother

3 if you’re biper

4 money money

5 ルーズベルト イン トリニダード

   → 安倍さん、トリニダードへ行く

6 ローディ、クローリー

7 扁平足の女

8 swinging on the moon

9 drinkin’ fool

 

アンコール

10 let’s do the boogie

ギターをかかえてお店の中を練り歩く吾妻氏。