・メモ
トッドのバンド構成による質の高いライブから二日後、今度は元センチメンタル・シティ・ロマンスの告井延隆氏によるアクースティック・ギターのワンマンライブを見に行った。ギター一本でビートルズナンバを演奏するというコンセプトの元で行われた訳だが、当初は一体どんな感じになるのか想像も付かず若干緊張気味に開演を待った。
演奏が始まるとそのサウンドの厚み、構成、音量に圧倒されてしまった。ギター一本で演奏しているとは思えない、オーケストレーションと言ってもいいほどの音の構成と広がりに呆気にとられてしまった。
最初は音そのものに圧倒されたが耳が慣れてくると、音の構成は一本のギターから、メロディ、ベース、コードが聴こえてくる感じだ。一人でリードギター、サイドギター、ベースを担当している感じだ。更に目を凝らして手元を見てみると
親指でベース音を奏で、人差し指と中指でメロディを、この3本全部使ってコードを弾いていることが分かった。うーん1曲をこの形で弾くのも大変なのに告井氏はリクエストを含む全ての楽曲で楽々とこなしている。これは凄い。イギリスで難曲として知られるエレノア・リグビーをリクエストされた際、出来ないだろうとたかをくくる相手に対して、上記のような演奏を行い喝采を浴びたそうだ。いいねw
第2セットの後半でリクエストタイムがあったのでcome togetherとlet it beをリクエスト、その後最後に何をリクエストするかあれこれ考えた。エレノア・リグビーにするか、ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズにするか、あるいはア・デイ・イン・ザ・ライフにするか。。。しかし告井氏は全て演奏してくれた。うーん、さすがだ。また曲間で告井氏が様々なビートルズ関連の情報を提供してくれたがこれがまた面白かった。
・メンバ
告井延隆 アクースティック・ギター
・演奏楽曲
- 第1セット
01SGT. peppers lonely hearts club band
02eight days a week
03no reply
04michelle
05here comes the sun
06honey pie
07mother nature's sun
08my dear
09blackbird
10piggies
11ticket to ride
12lose that girl
13help
- 第2セット
14norwegian wood
15something
16within you, without you
17come together
18across the univers
19let it be
20taxman
21eleanor rigby
22she's leaving home
23strawberry fields forever
24lucy in the sky with diamonds
25a day in the life