・メモ
「アヴァン・ミュージック・イン・ジャパン」という書籍が発売されたのを記念し、著者の小島 智氏と書籍中でインタビューが掲載されたホッピー神山氏のトークショーが開催され、観客として参加してきた。私にとっては小島氏は知らず、ホッピー神山氏は名前だけを微かに覚えているだけのミュージシャンだった。果たしてこの2人がどんな話をするのか興味を持ってトークショーの場に臨んだ。
トークショーの開会時流れていたのは近藤等則のKONTON、うーんこのアルバム、院生時代にかなり聴き込んだアルバムであり一気に二人が身近に感じられた。さらに小島氏の著作で紹介された百のアルバムのうちで最後に紹介されたのがお気に入りの渡辺香津美のTOCHIKAだ!これは嬉しい(実はこれはアーティストを単に五十音順に並べただけだったようだ(^_^;)さらにホッピー氏が近田春夫氏のビブラトーンズ出身と知って私は幸せな気持ちになった。何しろ生まれて初めて買ったシングルがビブラトーンズなんだからな。ということですっかりミーハーな気分でこのトークショーを楽しむことが出来た。
さてトークショーはホッピー氏のレーベルgod mountainの概要と運営上の苦労、ホッピー氏の音楽遍歴、交友関係などが話された。ホッピー氏は非常に気さくな方で上記に挙げたトピックスをユーモアを交えて非常に楽しく語ってくれた。
トークショーの中で面白かったのは浅川マキの話かな。デビュー時は演歌歌手だったとか!六本木アマンドの裏に住んでいたとか、バックバンドには最初好き勝手にプレーさせた上で浅川マキが加わり、浅川マキサウンドに仕上げていくようなプロセスを取ったとか非常に面白かった。そういう意味で浅川マキはプロデューサなのかも知れない。
また、ホッピー氏のレーベルのタイプの違いに関する見解が面白かった。曰く
メジャー→企画力
アンダーグラウンド→瞬発力
メジャーの業務が比較的長期に渡るのに対して、アンダーグラウンドでは楽曲をライブの後でアーティストが手売りするとかライブのイメージを直接観客に伝えられるようにするため、勝負の決め手は瞬発力という言い方には説得力があると思った。さらに欧米ではアナログレコード、カセットが復権しつつあるという。この流れはちょっと注目だな。
そのほかにも様々な面白い話があった。ホッピー氏のようなアバンギャルド系の楽曲はフレーズ展開、リズムパターンが非常に難解で、リハーサルをしてもミュージシャンがついていけず結局レコーディング等の対象から外れることもよくあるそうだ。うーん大変だね。
結局私は小島氏の著作を2冊買うことになった。今から読むのが楽しみだ。MJGさん、今回は楽しいトークショーを開催していただきありがとうございました。MJGさんには今後もトークショー、ライブ等色々企画してほしいですw
・楽曲
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・購入書籍
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