・メモ

日本でも人気の高いフェルメールの作品展を見てきた。混雑を予想してか主催者側は入場可能時間帯に制限を設けている。今回、後になれば後になるほど混雑が酷くなると考え、9:30から入場可能なチケットを購入しておいた。会場に着いたのは九時半少し前だったが会場の外には長い列ができていた。ただ、去年の12月で同じ会場で開かれた美術展を見に行った際には今回とは比べようもないほどの長蛇の列で入場まで2時間以上もかかったことを考えれば今回は十分以内という短さで随分すんなりと会場に入れた感じだ。

 

さて肝心の展覧会の内容だが、今回のフェルメールの8作品をそれほど広くない1部屋にまとめて展示してしまったためそこに人が集中してしまったように思う。部屋を2つなり3つなりに分けて提示するような工夫をした方が良かったかな。この点は残念だな。さて今回の展示作品の中では一番気に入ったのはやはり牛乳を注ぐ女かな。フェルメール作品の特徴は光の扱いと構図の妙だと思うが、一方人物描写に若干の難があるように思う。そういった意味では牛乳を注ぐ女は人物の描写が巧みで光の加減、構図が際立っている。来年1月には今回展示されなかった「取りもち女」?が見れるようなので改めて全作品を確認してみたい。