・メモ

INCUSのマスターに教えてもらい読んでみた。ヨーロッパのジャズってほとんど情報を知らないので、この本で得られた情報は貴重だ。ヨーロッパのジャズのイメージは、ぼんやりとフリー系、そしてECMくらいのイメージしかない。本書では各国のジャズの発展状況および個々のアーティスト・作品に関する情報が記載されている。

 

読んでいて面白かったのは、東欧諸国は冷戦時代、ジャズにあまり触れることができなかったため発展が遅れたという所かな。またそういった状況とは無縁だったスエーデンでジャズが発展したということには納得ができるな。更にイギリスではロック系ミュージシャンがジャズ系ミュージシャンを兼任していることが多い事実には驚かされた。例えばそれはクリス・スペディングであり、ジャック・ブルースなんだな。

 

次に読むのはジャズ批評別冊の「ヨーロッパのジャズ・ディスク1800」だな。それにしてもこの本、手に取ると重い(^_^;)

 

[ヨーロッパ・ジャズ黄金時代/¥3,024]

[星野秋男 /青土社(2009/11/15)]

[389p/978-4-7917-6508-9]

[イギリス、フランス、イタリア、北欧諸国、東欧諸国、その他のヨーロッパ諸国、ECM、フリージャズ、スピリチュアルジャズ、プログレッシブ・ロック]

[単行本][初][009]