・メモ

南米のメコンドという土地とともに何代にも渡って暮らした一族の盛衰を綴った小説だ。ある意味で最初から結末は決まっていたとも言える。非常に良く似た名前と容貌を持った一族の物語なので非常に混乱する。そのため一族の家系図と首っ引きでこの作品に当たることになり、かなり疲れた。大体家系図の中に、兄弟両方と情を通じた女性が2人もいるし、自分と同じ名前の息子を各地に17人も残した男や、更に言うと年の近い叔母と甥のカップルも含まれているのが混乱を更に加速する。

 

この一族、全般を読み通してみてまともと思えるのはウルスラ、フェルナンダ、サンタ・ソフィア・デ・ラ・ピエラくらいのもので、そのほかの女性は様々な課題を抱え、男性陣に至っては、まともと思える人間が一人としていないという状況だ。こんな男女が百年に渡って繰り広げれるあらかじめ結論が決まっている悲しい寓話ということになるのかな。この作品ほど個人そして家に関して「死」を意識させられたことはなかった。ある意味で怖い小説だと言える。また、この小説の基幹となっているのはあらゆる意味で欲望だな。一番印象的だったのはやっぱりラストかな。この時一族の最後の男が一族の歴史を書いた書物の解読に成功し、読み進めるうちに最後はどうなるのかその部分を見たが、その瞬間に街が消失してしまうところかな。うーんうまくまとまらない。

 

誠剛くんはこう言ってる。

 

[百年の孤独/¥3,014][ガブリエル・ガルシア・マルケス著、鼓直訳/新潮社(2006/12/20)]

[492p/4-10-509011-1]

[ピラル・テルネラ、家系図、メルキアデス、マコンドという土地、性欲、ウルスラ、フェルナンダ、アマランダ=変人、多くの無駄、アウレリャーノ、ホセ・アルカディオ、男=問題児、女=したたかで強い、黄色い蛾、大雨、バナナ会社、死、千0756/1657][単行本][再図][001]