・メモ
文字通りイギリスにおける酒場事情を扱った書籍だ。ビール、ウィスキー、パブと英国の酒文化を代表するトピックスが扱われていてすごく楽しい。ウィスキーのオリジンはアイルランドのケルト系住民だったというのは面白いね。あとIPAのIがIndiaのことだというのは驚きだ。インドで作っていたペルエールを逆輸入したんだね。あと、パブが単なる飲み屋ではなく、地域のコミュニティの場としての位置付けがあることに興味を持った。イギリスでパブが店じまいしようとすると、店じまい反対運動が地域で起きることも稀ではないという。完全に文化になっている感じだね。
[酒場天国イギリス/¥950]
[小坂剛/中央公論新社(2016/9/10)]
[317p/978-4-12-150562-0][世界の工場から世界の銀行へ、貧困・赤貧、善意・チャリティ、シェークスピア、開高健、トリスケル、ケルと、パブを守れ、文化の架け橋、コーヒ→紅茶(国策)、エール、ペルエール、ラガー、IPA][中公新書ラクレ562][初自][044]