・メモ
永武はん探求シリーズも今回で一応終了、J.J.Soulの
演奏を十分堪能できた夜だった。
zujaさんから永武はんのJ.J.SoulのライブをTIMEで
やることになりそうと聞いたのは3月頃だったと思う。
それまでそのプレーぶりがかなり良いということは、
zujaさんはじめ、さとちゃん、そしてkamebluesさん
からも事ある毎に聞かされていた。うーん、これは
楽しみだ。ただ本番までにちょっと聴いてみたいな
と感じて、すこし調べてみた。すると、この永武はん
迷惑なことにw おびただしい数のバンドを掛け持ち
している。うーん困った。ある人wにそのことを
言ってみると
「J.J.Soulだけ聴けばよい、他のは聴く必要ない!」
と強気の発言が(^_^) しかしそうもいかないので大好き
なピアノトリオに絞って予習してみることにした。
トリオとしてはリーダートリオ、永武幹子トリオ、
J.J.Soulがあることがわかった。
ということで、
4月のリーダートリオ@GateOne
5月のJ.J.Soul@GateOne
6月の永武幹子トリオ@新宿PIT INN
7月のリーダートリオ@GateOne(4月とは別メンバ)
を経て本日のライブに臨んだ。
正直な感想を言うと、これだけ楽しいライブは経験した
ことがないな。気心が知れたメンバーが常に笑みを浮か
べて繰り出すサウンドの完成度が極めて高く、明るい曲、
暗い曲、静かな曲、変な曲、どれも飽きさせることが
ない素晴らしい出来だった。
ドラムの吉良くんは前日と同様、スティック、ブラシ、
マレット等を駆使して常に曲に変化を与えていた。
また爆発的なソロはまるで千手観音だ。
ある意味石川くんのベースがこのバンドの命だな。
バックででも、ソロパートでもシャープで高速の両
手は常に攻撃的で醸し出すグルーブ感が素晴らしい。
ソロのフレーズも実に歌心があり素晴らしい。彼の
プレーに感じるグルーブ感は根底にロックが感じら
れてとてもいいっす。更に言うと、今回もプレーに
スコット・ラファロを私は感じたぞw
そして永武はん、永武幹子トリオのプレーとは一線を
画すテンションの極めて少ないクリアな音色と迫力の
プレーは見ていて、聴いていて本当に楽しい、そう!
このバンドは実に楽しいのだ。プレーでもピアニカ、
朗読w スキャットなどいろんな技で楽しませてくれた。
特に本田竹廣のナンバーでの圧巻のプレーはもっと
もっと多くの人に聴いてほしいな。そうそう、吉良くん
とソロパートでのお互いに高め合って行くようなプレー
も楽しかった。また、石川くんと吉良くんの明るい殴り
あいのようなインタープレイも大いに楽しませてくれた。
冨樫雅彦のJ.J.Spiritsに共感して名付けられたこの
バンド名、この先どの方向へ向かうのかは分からないが
このノリノリのパフォーマンスをCD化したいね。
・メンバ
永武幹子 ピアノ
石川隆一 ベース
吉良創太 ドラム
・演奏楽曲
- 第1セット
1.1 I Wish I Knew(スタンダード)
1.2 Second Country(冨樫雅彦)
1.3 Dancing in the dream(本田竹廣)
1.4 Sing Me Softly of the Blues(Carla Bley)
1.5 Dancin' on O'Connell Bridge(永武幹子)
- 第2セット
2.1 うそつききつつき(永武幹子)
2.2 What Kind of Who Am I?(?)
2.3 Wind Surfing(本田竹廣)
2.4 メアリルート?(Charlie Haden)
2.5 サラームサラーム(本田竹廣)
- アンコール
スタンダード?