[やわらかな遺伝子/¥2,592]

[マット・リドレー著、中村桂子、斉藤隆央/紀伊国屋書店(2004/6/10)]

[410p/ 4-314-00961-6]

[カルマン症候群、スプライシング、性格遺伝、遺伝・環境、コネクショニズム、レトロウィルス、差異は類似の裏返し、生まれ・育ち、ミラーニューロン、優生学、統合失調症、人間とサル、オキシトシン、マネーVSダイヤモンド、アスペルガー症候群、第4の次元=時間軸、日常の物理、日常の心理、遺伝子は先行するのではなく可能にする、千1620/1622][単行本][初図][056]

 

人間の現在を形作っているのは、生まれ=遺伝なのか

育ち=環境なのか、ついついどっちなのかという極論

に陥りがちなこの議論だが、著者はそのどちらもが

重要であると主張している。なるほど、あるプロセスが

遺伝子的に組み込まれているとしても、それを発動する

スイッチが環境によってもたらされるなら、どっちが

重要なのかなどということは言えないし、無意味に

思えてくるね。なお現代のnature via nurtureは、

nature vs nurtureの捩りで、これも気が効いている。

 

誠剛君はこう言っている。