- エレガントな宇宙―超ひも理論がすべてを解明する/ブライアン グリーン
- ¥2,376
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[エレガントな宇宙/¥2,376]
[ブライアン・グリーン、林一、林大訳/草思者 (2002/2/6)]
[514p/4-7942-1109-03]
[位相転換、双対性、カラビ=ヤウ図形、M理論、時空、11次元、重力(相対論)と量子力学を結ぶもの、宇宙定数、リーマン幾何学を超えて、プランク長、千1001/1590]
[単行本][再][097]
大学、大学院で理論物理学を専攻したのは
いまから30年以上も前のことだ。
お勉強内容はすっかり頭から抜けてしまった。
さらに専攻は原子核理論だったので、
本書で扱うような分野に関しては全く門外漢だった。
なにしろ、ホーキングのことを知らず先輩に
たしなめられたくらいだ(^_^;)
ということで本書、実は再読だ。
前回はまったく歯が立たなかった。
今回は前回の反省を踏まえ、毎夜
寝る前に少しずつ読んでいった。
ある程度進んだところで、一気に
読みきった感じだな。
物理を理解するには、式を変形しながら
現象を実感するというやり方を院生時代は
やっていた。ひも理論でもこういうことを
したいが、多分無理、ということで
数式なしの本書は気楽な気持ちで
楽しむことができた。
斬新な発想だよね、素粒子を質点と
とらえないで、振動するひもと考えるなんて
普通思いつかないよな。また自然現象を
記述するためには11次元!必要で、我々が普段
意識している4つの次元以外は、カラビ=ヤウ図形
として巻き上げられている!
うーん、これが単なるモデル化の話では
ないところがすごいな。
またビックバン以前の非常に短い時間の
間に起きることは、量子力学と相対性理論を
組み合わせて説明する必要があるというのは
言われてみればその通りなんだよな。
本書発酵から16年が過ぎた。その後の
展開を早く知りたいぞ!
誠剛くんはこう言ってる。