神曲 地獄篇 (角川ソフィア文庫)/角川学芸出版
¥950
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神曲 煉獄篇 (角川ソフィア文庫)/角川学芸出版
¥950
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神曲 天国篇 (角川ソフィア文庫)/角川学芸出版
¥950
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[神曲 地獄篇/¥950]

[ダンテ (著), 三浦逸雄 (翻訳) /株式会社KADOKAWA (2013/11/25)]

[441p/978-4-04-406907-0]

[聖マリア、聖ルチーア、ベトリーチェ、地獄篇、ムハンマド、ご都合主義、千913]

[角川ソフィア文庫 C150-1][初図][075]

[神曲 煉獄篇/¥950]

[ダンテ (著), 三浦逸雄 (翻訳) /株式会社KADOKAWA (2013/11/25)]

[441p/978-4-04-406908-7]

[聖マリア、聖ルチーア、ベトリーチェ、地獄篇、ムハンマド、ご都合主義、Pという文字の印、個人的な罪、中間的な罪、社会的な罪、purgatorio、千913]

[角川ソフィア文庫 C150-2][初図][079]

[神曲 天国篇/¥950]

[ダンテ (著), 三浦逸雄 (翻訳) /株式会社KADOKAWA (2013/11/25)]

[452p/978-4-04-406909-4]

[聖マリア、聖ルチーア、ベトリーチェ、地獄篇、ムハンマド、ご都合主義、Pという文字の印、個人的な罪、中間的な罪、社会的な罪、purgatorio、スコラ哲学、ユスティニアヌス帝、予言、カッチャグイーダ、千913]

[角川ソフィア文庫 C150-3][再図][087]

10年ほど前に、山内訳で挑戦し、さっぱりわからず
挫折した経験あり。今回は違う翻訳者(三浦朱門氏の実父らしい)
による別訳で再挑戦してみた。

うーん、文学的に面白いのは多分地獄篇だけだな。
死者の国へ行くという話はオデュッセイア、アエネイアスで
おなじみの話であり、ダンテもそれを継承しんたんだろうな。
ただ、全体構成として、なぜダンテは地獄と天国だけでなく
煉獄を設けたのかについては疑問が残る。カトリック教会への
配慮なのか、地獄篇で書き足らなかった自己弁護の補足
なのか。

さらに話を複雑にしているのは天国篇かな。
ベアトリーチェに導かれ天国を登っていくダンテだが、
ここで展開される話はダンテなりの世界観に基づいた
天国構造を登っていく話であり、話自身もスコラ哲学を
ベースとしているらしく、私にはさっぱりわからなかった。

多分ダンテは天国篇で自己弁護のための情報を
ありったけ開示し、自己の保身を図ったような気がする。
なぜ本書がこれほどの名声を勝ち得ているのか
私にはわからない。

正剛くんは
こう言ってる。