センセイの書斎―イラストルポ「本」のある仕事場/幻戯書房
¥2,376
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[センセイの書斎/¥2,276]

[内澤旬子(著)/幻戯書房(2006/5/30)]

[163p/4-901998-16-1]

[林望、辛淑玉、柳瀬尚紀、米原万里、千野栄一、西江雅之、小林康夫、荻野アンナ、千1471]

[単行本][初図][083]

本に関する本ってのは面白いものが多い。
読書そのもの、図書館の構造、
本の歴史、古本屋のレイアウト、
個人の書庫の写真、などなど。
これもそんな一冊だ。個人の書斎の
中身が、イラストとともに詳細に書き込まれた
蔵書のメモ、そして本人のインタビューを
掲載していてなかなか面白い。

個性満点の書斎を持つ人々の何人かが
すでに亡くなっていることは残念だが
しかたあるまい。西江さんや千野さんの
書斎って一度は訪れてみたかったなぁ。

ただなぁ、荻野アンナ氏ってラブレー研究者なのか。
うーん、なんだかモヤモヤした感じ。

それと辛淑玉氏の話。資料の必要な部分だけ残し、
あとは捨ててしまうと豪語しているが。。
それって、自分の著作を見直すことを不可能に
してないかなぁ。
立花隆氏に感じた、ちょっと不遜な感じを
ここでも垣間見たような気がした。
忘れようw