- ピアノを弾く哲学者 サルトル、ニーチェ、バルト (atプラス叢書)/太田出版
- ¥2,592
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[ピアノを弾く哲学者/¥2,592]
[フランソワ・ヌーデルマン著、橘明美訳/太田出版 (2014/11/29)]
[228p/978-4-7783-1415-6]
[ニーチェ=ヴァーグナー、シューマン、ショパン、サルトル=メロディ、ニーチェ=音色、バルト=リズム、シューマン至上主義→バルト、嘔吐、ロカンタン、ジャズ、千1579/1581]
[atプラス叢書][初図][056]
近代~現代の哲学者で、とりわけピアノを愛した3人を
取り上げた書物。内容から言ってまぁエッセイだな。
三人に特徴的な要素は
サルトル=メロディ
ニーチェ=音色
バルト=リズム
だという。サルトルが末期にジャズに興味を持ったのは
意外だった。ニーチェは音楽をヴァーグナーから離れ
自立するために使った。この音楽の使い方は
納得できるな。一方バルトは音楽評論にまで守備範囲を
広げていった。これはどうなんだろ。筆は立つけど、
だからといって楽曲を理解しているかは別な話だからな。
サルトルは結局愛すべきへたうまピアニストで終わったという
話だ。これがプロレベルのピアニストだとカッコいいけどな。
この三人については、ニーチェしか興味がないので、
このエッセイについてもこれ以上は突っ込まない。
正剛くんはこう言ってる。