あしながおじさん (岩波少年文庫)/ジーン・ウェブスター
¥778
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[あしながおじさん/¥777]

[ジーン・ウェブスター、谷口由美子(翻訳) /岩波書店(2002/2/18)]

[292p/4-00-114097-7]

[ジャルーシャ、ジュディ・アボット、ジョン・スミス、ジャーヴィス・ペンドルトン、手紙、挿絵、千1308/1569]

[岩波少年文庫097][再図][005]

数十年ぶりに再読。本書は本文が全て主人公から、
支援者への手紙で構成されている。手紙の中で、
10代~20代の女性の心情が余すところなく
描かれている。
描かれているのが単に真面目さや感謝の気持ちだけでなく、
憤りや、反抗心、自立心、正義感といったものも
うまーく描写されていて、読んでいるうちに主人公の
ジェルーシャ・アボットが実在しているかのような
錯覚にとらわれてしまう。このあたりの描写は見事だな。

まぁ、ジェルーシャの憧れの君が実はあしながおじさん
その人だったという顛末は予定調和っぽいけどw
読了感は実に爽やかだったw

正剛くんの感想は
ここに。