- ゲイ文化の主役たち―ソクラテスからシニョリレまで/青土社
- ¥3,672
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[ゲイ文化の主役たち/¥3672]
[ポールラッセル/青土社 (1997/11/15)]
[432p/4-7917-5577-4]
[200年の歴史、性差感覚、フレディ・マーキュリー、ソクラテス、オスカー・ワイルド、チューリング、フランシス・ベーコン、ナブラチロワ、バージニア・ウルフ、リタ・メイ・ブラウン、アレン・ギンズブルク、チャイコフスキー、アレクサンダー大王、ハドリアヌス帝、アウグスティヌス、ミケランジェロ、パゾリーニ、三島、ヴェルレーヌ、ランボー、ジッド、テネシー・ウィリアムズ、ジャン・ジュネ、プルースト、ミシェル・フーコー、バイロン、ジョン・ケージ、ボールドウィン、アンディ・ウォーフォール、千1137/1556]
[単行本][初図][110]
所謂芸術家と言われる人々に関して、一般的な人々と比べると
遥かに同性愛者の比率が多いというのは、まぁある程度
意識していたことではあった。
しかし、ジョン・ケージやチャイコフスキー、バイロン、
アンディ・ウォーフォールまでゲイとなるとややあっけに
取られた感じだな。
とはいえ遥か古のギリシアではゲイという発想も無かったので
今のゲイ、レズビアンという感覚はその後のキリスト教の影響が
大きいんだろうな。ジャン・ジュネの本なんか読むと、極自然に
泥棒し、男に体を売ったりしている。そう言う意味では罪悪感を
持つことも無いのかもしれないな。逆にボールドウィンの作品を
読んでもあまりゲイっぽさを感じられなかったのは、
ゲイなのかそうでないのかを嗅ぎ分ける感性みたいなものが
私には無いんだろうな。
それにしても、著者のポールラッセル、多分に思いこみも
あるがよく調べたもんだ。
正剛君のコメントはこんな感じ。