[「おネエことば」論/¥2,160]
- 「おネエことば」論/青土社
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[クレア・マリィ著/青土社 (2013/12/27)]
[210p/978-47917-6756-4]
[植松晃士、おブス、言葉違い、カテゴリ、男による女ことばの模倣ではない、女ことば、おネエことば、乙女キャラ、女装、ゲイ、千1553/1555]
[単行本][初図][106]
色々考えてしまった。
テレビには多くの「おネエ」キャラの人たちが出てくる。
まぁその人たちは独特の言葉遣いをしているわけだが、
本書によると、彼らのことばは、
「男が女ことばを真似ている訳ではない」
という。なるほど、確かにあんな言葉遣いをする
女子及びオバさんは考えてみるといないな。
あるいは、ゲイと女装家(トランスヴェスタイト)も
言葉が違うと言う。
うーん、確かに僕はこれらの人たちを
一緒くたにしてきたように思う。
女装のみする人、気持ちが女で男を愛する人、
気持ちが男で男を愛する人、怪しい装いで
着飾るドラッグクィーン等等、これらの人たちは
夫々に背景が異なるんだな。
特にこの辺りの事情に共感しようとは思わないが
理解することはしてみたいな。
あとなるほどと思ったのは、現在の状況は
多分にテレビと言うメディアでの演出の
効果に拠るものであるということには、
「なるほどねぇ」と思ってしまった。
基本的に、いくらカリスマ扱いして、
アドバイスを求めようとも、女を越えられない
男として、「笑い者」にするような演出が
お約束として用意されていて、そこへの
段取りがきちんと準備されていると言うことか。
正剛君はこう言ってる。