[アリストテレース、島崎三郎  /岩波書店 (1998/12/16)]
[532p/978-4003860113]

[うなぎ、魚類、動物、軟体動物、鳥、は虫類、昆虫]

[岩波文庫 青 604-10][再図][067]


動物誌 (上) (岩波文庫)/岩波書店
¥903
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ギリシアの世界に自然科学の源泉を
探してみようということで、
とりあえずアリストテレースから
読んでみた。まずは上巻。

書かれた内容は、昆虫から魚類、
は虫類、鳥類、ほ乳類に至るまで
実に多岐に渡る。

これは一つの博物誌と言えるの
ではないかな。膨大な記述量だが
自分で試さず人からの伝聞に
よるものもかなりあるらしい。
しかし、これだけの種別と
記述を成し遂げたパワーは凄いな。

ちと気になったのは、生物の
生殖器に関する記述が多いこと。
発生という現象に興味があるのかな
と解釈したが、交尾についても
かなり詳しい記述があるので
好きなのかもしれないw

また、ウナギに関しては、
現在でも謎な部分が多いが、
アリストテレースの時代も
実態がつかめていなかった
ことがよくわかった。

さて、下巻はどんな感じかな?