プルターク英雄伝 9 アレクサンドロス,カエサル,フォーキオーン,小カトー (岩波文庫 赤 1.../岩波書店
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[プルタルコス, 河野与一  岩波書店 (1956/5/6)]
[303p/978-4-00-321169-3]

[アレクサンドロス、カエサル、フォーキオーン、小カトー]

[岩波文庫赤116-9][再図][046]

対比列伝9巻目

アレクサンドロス大王は子どもの頃から
存在感は抜群だったな。ただ、晩年は
感情の起伏の激しい激情家だったようだな。

カエサルは、塩野七生のローマ人の物語で
永遠のヒーローのような扱いになっているが、
実はかなり強引なやりっぷりで批判も多かった
ことがわかる。それでもカリスマ性は抜群。

フォーキオーンはギリシアの雄弁家にして
軍人。両面での活躍が強い印象。

小カトー。子どもの頃から超真面目、
成長してからも共和国体制堅持のために
ありとあらゆる活動をした人物。
反面、堅物過ぎて融通がきかず
不遜で傲慢な面も目立った。
演説もダラダラとくどかったとか。
カエサルと同じ巻に登場と言うのも
持ち上げ過ぎか。