- プルターク英雄伝 7 キモーン,ルークルルス,ニーキアース,クラッスス (岩波文庫 赤 116-7)/岩波書店
- ¥630
- Amazon.co.jp[プルタルコス(著), 河野与一(翻訳) /岩波書店 (1955/1/25)]
[212p/978-4003211670][キモーン、トラケー、ルクルッス、ティグラーネース、ニーキアース、クラッスス、三頭政治、パルティア]
[岩波文庫赤116-7][再図][043]
対比列伝7巻目。キモーンはアテーナイの優れた軍人、
スパルタ贔屓でも有名だったな。ルクルッスは優秀な
軍人でありながら、詰めがちょっと甘く、最期は
部下からの信頼も失いポンペイウスに取って代わられた。
この人は、軍人引退後の豪勢なグルメ生活や図書館を
開放する等の文化人としての行為の方が有名かもしれない。
ニーキアースは、なんというか、いつもいやいやと
戦争を避けていた人間。その割に戦いには結構強かったが
最期は敵陣で自ら命を絶った。クラッススは三頭政治で
有名、お金に汚い男というイメージがあるが、わりと
気さくで、軍務に弱い分、経済力を武器にのし上がった。
最期は楽勝と見られていたパルティア戦役で戦死した。
それにしてもこの当時の戦争って白兵戦が多く
悲惨な感じだな。首とか、手首とか斬りまくってるもんな。
怖い怖い。
そろそろカエサルが出てくるかな。