- プルターク英雄伝〈第5〉アリスティデース,マルクス・カトー,フィロポイメーン,ティトウス・フ .../岩波書店
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- Amazon.co.jp[プルタルコス(著), 河野与一(翻訳) / 岩波書店 (1954/7/5)]
[162p/978-4003211656][アリスティデース、テミストクレース、陶片追放、マルクス カトー、大カトー、フィロポイメーン、ティトゥス フラーミニーヌス]
[岩波文庫赤116-5][再図][037
アリスティデースは、テミストクレースと争い、陶片追放にさえ
あったが、ギリシアを一生愛し続けた人。マルクス・カトーは
所謂大カトーだな。人生を通して清廉潔白なイメージを貫いたのかと
おもいきや、最晩年は単なるエロじじいだな。また
カルタゴは滅ぼさなければならないと晩年言い続けたことでも
有名ですな。
フォィロポイメーンはアテネー同盟を維持するのに腐心した軍人、
そしてティトゥス・フラーミニーヌスはギリシアで成果を
挙げた軍人・政治家であったが、スキピオー同様大カトーに
疎んじられ、ハンニバルの自死のきっかけを作ったことで
非難される等、不遇の時代を送ったのだな。
ちょっとずつ登場人物と、時代背景との連環が
分かるようになってきて嬉しい。次は第6巻。