サラヴァ !/キングレコード 
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高橋幸宏は昔からカッコいい。細身でドラムを
パワーに頼らず技巧的に叩く。
還暦をむかえ額はかなり後退したが、細身でかっこいい
ところは変わらない。

高橋氏に最初にであったのは中学3年生のころかな。
ラジオから流れてきた「タイムマシンにお願い」を
聞いて度肝を抜かれた記憶がある。恥ずかしいが
この曲に日本のロックの夜明けを感じた。

それから数年後、生意気盛りの高校生の頃、
近田春夫のオールナイト日本にゲストで出演したのが
高橋幸宏だった。紹介ではその当時デザイナーも
やっている様なことを言っていたが詳しい話は
思い出せない。

そのころ、Saravah!が出た頃で、何曲か紹介していた
様に思う。ほとんど記憶の彼方だが、紹介した曲は
Saravah!
Sunset
Present
だったと思う。月並みだが、ドラマーのソロアルバムとは
思えないポップな感じで大層気に入った記憶がある。

Saravahを入手するのは、それから数年経ってYMOの
アルバムジャケットに高橋幸宏を発見してからだと思う。

Macminiを買った関係でiTunesのデータを整理し、スリム化した。
その後聞きたいアルバムを読み込んでiPodで聞いている。
その第一弾がこのSaravahだ。

タイトルのSaravah!を聴く。まだ決してうまくないボーカルだが、
なぜかほっとさせられる。後半の♩ラーララララーという
スキャットがとても心地よい。Sunset 、イントロのシーケンサーが
奏でるキーボードのメロディから引き込まれる。
Sunset、イントロからたまらなく切なく甘い。バックの女性コーラスが
またよい。バックで時折入るのはトランペットか?
センスの良さを感じる。気持ちはすっかり10代だ。

そうそう、近田春夫の番組ではかなり詳しく筒美京平を
取り上げていた。このこともいつか書こうかな。

おしまい。