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SeaSunぷ~た

クルマやぶにらみ

余談ですが

72系アルトのフロントショックアブソーバーは

AZ-1や兄弟車のキャラのリヤショックアブソーバーに

流用されました


さて私の72ワークスですが

納車直後に

エアコンのコンプレッサー配線が

外れているのに気が付き

接続しなおして

試走に出掛けたのですが

エアコンスイッチをONにして

加速を始めたところ

ブチッ バンバンバン という音が

エンジンルームから響きました

エアコンのベルトが切れたのです

原因は・・・

エアコンコンプレッサーのロックでした


焼きついているのに

マグネットスイッチが接続され

無理矢理回されることになった

コンプレッサーの抵抗に耐えられず

ベルトが断裂したのです

配線が外れていたのには

訳があったのです


近隣の解体屋に

アルトツインカムの廃車があったので

格安にてコンプレッサーを

手に入れることができ

事なきを得ました


その後は

トラブルというトラブルは無く

ちょこちょこと手を入れ

チンクエチェント トロフフェオもどきに

仕上げました


ブーストカットリミッターと

大容量タービンのお陰で

140km/h以上での巡航も

余裕でした


サスペンションも変更し

9Pのロールバーを組み

オイルパンガードも装備

赤のマッドフラップを装着して

前後バンパーは

黒の樹脂バンパーに交換

徹夜でカラーリングを施し

和製チンクトロフェオの完成と

相成りました

手元にやってきたワークス


RS-S標準のスチールホイルもそのまま

外装も内装もノーマル

しかし

何故かブーストリミットカッターが

装着されていました


メータークラスターの左側に

空調関係のダイヤルやレバーが

装備されている意欲的なデザイン


それ以外

内外装に

前衛的なデザインテイストのものは

一切ない

平々凡々な作りでした


しかし

この72型から

特にサスペンションについては

のちのち

初代ワゴンRまで続く基本が

この車で作られたので

様々な車種に転用が可能となったのです


動力性能は文句無し

操縦性に関しては

トルクステアも抑えられていて

可も無く不可も無くのレベルでした

現在のスズキの横置きエンジンの

軽自動車に引き継がれている

最悪の伝統も

この72型アルトから始まっていました


パニックブレーキ時の不安定な挙動

必ず左にテールを振り出すのです

最悪スピンすることも・・・

左にテールが出るとわかっていて

カウンターステアを当てても

間に合わないくらいに

酷いものです


おそらく

この特性で

事故を起こした車は

相当の数になるでしょう


この特性を除けば

ワークスは素晴らしい

ホットハッチでした

とある日曜日

60キロほど離れた県庁所在地に

遊びに行った帰り道


渋滞にはまって

ノロノロと国道を動いていると

スバルの中古車展示場の片隅に

白いボディーに

黒いチンスポイラーをぶら下げた

地味なアルトを発見


アルトワークスでも

最廉価グレードのRS-S!


私はエアロ満載のRS-XやRS-Rは

とても受け入れられない形だったので

高性能でありながら

外見は通常のアルトに

チンスポイラーを加えただけの

RS-Sが大好きだったのです


ちょっとヤレた雰囲気で

正規の展示スペースとは異なる場所に

ポツンとしかもプライスボードも無く

置かれている白のRS-S


次の週には私の手元に来ることになりました



「ライディングハイ」

このキャッチコピーを引っさげて

登場したアルトワークス


ライバル他車が

過給器付きであっても

シングルカムエンジンの設定しかなかった時期に

DOHCにターボチャージャーを搭載し

更には4WDも設定するという

何でもアリアリの

スペック満載で発売されました


主な販売グレードはRS-X

このグレード名はツインカム&ターボの時代の

グレード名のハイブリッド!?

ツインカムはRS

ターボはSX

合わせてRS-X

そして4WDはRS-R


これらのグレードは

やたらとおどろおどろしい

エアロパーツと大袈裟なデカールを身に纏うことで

オラオラオーラを周囲に撒き散らしてしていました

そして

内装はといえば

ショッキングピンクをあしらった

左右非対称形状のシート

赤ベースの文字盤が特徴の

目盛りがやたらと細かいメーター

ディンプル付きのABCペダル

ブロンズガラス等等


機構面では

ターボエンジンのパワーに対処する為だったのか

スペックを追った結果なのか

左右等長のフロントドライブシャフトを採用

(72よりも後のモデルには不採用)

白眉の装備

ツインカムターボエンジンは

かなり前傾しての搭載の為

ターボ本体がかなり奥まった場所に

レイアウトされており

ここで過給された空気を

インタークーラーまで導く経路が

かなり長めになっています

そして

長い経路であるが故に

途中をアルミの鋳物製パイプで

接続するという事後対策


ベースのF5Aエンジンが

ロングストロークということも手伝ってか

レスポンスはビンビンというほどクイックではなく

後に登場するF6Aエンジンのベースとなる

排気量は同じ550ccのF5Bと比較すると

ちょっともっさりした印象ではありました

(F5Bと比べて半拍遅れてから吹ける感じです)


ペットショップボーイズの曲をバックに

「走り」を強調するイメージの映像

間違い無くアルトのCM史上最もカッコイイCMは

CA72V・CC72Vのアルトツインカム&ターボで決まり!


追加での登場と相成ったアルトワークスは

「ライディングハイ」と

CMキャラクターに当時人気の俳優さん(最近は中学生日記の先生だったりします)

を起用して唱えさせましたが

私にはイマイチでした


クルマの方ですが

速さというか動力性能は

圧倒的にアルトSXターボの勝ち!

アルトツインカムは

所詮ノンターボの550cc

たかが知れています

ビーンという音と共に回るのですが

いかんせん非力


この頃、モータースポーツ界で

とある色のチームが注目されていました

「レイトンハウス」

このチームのカラーが特徴的だったので

その青色を

「レイトンブルー」などと呼んだりしていました

そして

アルトSXターボには

このブルーにそっくりな色が

専用色として設定されていたのも

特徴でした


さてさて

昭和50年代の終わりに

ツインカムかターボか?

などという論争を

自動車雑誌が勝手にふっかけてましたが

トヨタの3T-GTエンジン搭載の

鬼に金棒ツインカムターボの登場により

これまた勝手に論争に終止符が打たれました


アルトの場合

メーカーの自作自演!?で

盛り上げていたようにも思えますが

ツインカムとターボが

別々の車種としてラインナップした次の年には

ツインカムターボ車が登場することになります


「アルトワークス」


高性能な軽自動車が欲しくて

アルトツインカムやアルトターボに飛びついた人達が

本当に哀れでした


購入の翌年には

圧倒的な差別化を図った

スーパーモデルが

登場してしまうのですから・・・