マッチのマーチ
フィアットウーノやイスズピアッツァと
デザインの類似性が見て取れるボディーデザイン
リッターカーという名称が
どういうわけかもてはやされた時代があり
マーチはその中心的存在だったように
思います
ベーシックな存在としてのリッターカーではあっても
イケイケの時代は
スポーツグレードを設定させることになり
K10マーチもそのルールにのっとり
外装がみっともないくらいに派手派手な
ターボモデルが登場し、
さらに上乗せされる格好で
ターボチャージャー+スーパーチャージャーという
ツインチャージシステムを搭載したモデルが
追加されます
当初は競技限定モデルとして登場し、
その後にいわゆる通常のカタログモデル
「スーパーターボ」が市販されるのです
マーチRの「R」はRALLYの頭文字
当時の全日本ラリーBクラスの為に設定されました
Bクラスの区分に収めるため
M10エンジンは排気量をダウンさせて搭載
低回転域ではスーパーチャージャーが
高回転域ではターボチャージャーが過給を受け持ち
とても1000cc弱の排気量とは思えない
動力性能を有していました
特にRは
装備品の徹底した簡略化による軽量ボディーと
絶妙のステップ比のクロスレシオのギアボックスの組み合わせが
さらなる相乗効果を生み出し
加速減速ギアチェンジがこれほど楽しいクルマは無いと思わせる
私の中でのベストホットハッチ
ブリッピングをくれれば
ミャーミャーというスーパーチャージャーの音が
薄っぺらな鉄板を透過して耳に届き
クラッチをエンゲージすれば
溢れるトルクがボディーを引っ張ります
1→2→3とレッドゾーンまで回せば
きっちりとパワーゾーンの開始回転域で
次のギアにバトンが渡され
4速まではあっという間です
ビスカスLSDは
無いよりはマシな装備品ではありますが
旋回時にアクセルオンで
穏やかに巻き込む挙動を示し
限界域内でのハンドリングは
多少重心の高さを感じさせる以外は
楽しめる特性でした
いまだに欲しい!と思わせる1台ですが
なにせ燃料タンクの容量が少ないので
リッター10km/lを切る燃費とあいまって
ガススタに頻繁に通うハメになることが
欠点といえば欠点でした