迷惑メールフォルダに「★国民健康保険を簡単に安くする方法★」というメールが入ってました。

皆様には、こんなモノに惑わされないようご注意下さい。


内容は、『国民健康保険・国民年金の大幅削減マニュアル』とのことですが、専門家から見れば、この文言だけで全くの素人による内容で信頼には値しないということがわかります。

社会保険労務士の合作とのことですが、本当に社労士ならこのようないかがわしい情報に関与はしません。

いかにも専門家の手によるような書き方をするのは、詐欺の常套手段です。十分に御注意下さい。



似たようなお話で、障害年金の受給に関して好ましくない情報がネット上で販売されている、という記事も出ています。

「障害年金:「攻略本」ネット販売、うつ病患者「2級」狙い」

http://mainichi.jp/select/science/news/20091219k0000e040053000c.html

これは販売しているだけより悪質です。



インターネットが発達した現在では、さまざまな情報が手軽に入手することができるようになりましたが、その分、本当に信頼して良い情報なのかどうかの判断を求められることになります。

逆に、このようないかがわしい情報が氾濫することによって本当に正しい情報を信頼しにくい状況ともなっています。

非常に腹立たしい事態ですが、皆様には、本当に信用すべきものとそうでないものとをキチンと見分ける力を養って下さい。

現厚生労働大臣の長妻氏は、民主党がまだ野党だった頃から

「ミスター年金」として年金の第一人者のように言われていました。

その実績をもって、厚生労働大臣を強く希望され、就任された

とニュースで伺っております。


が。

この方は、本当に年金制度についてご理解をされて

いらっしゃるのかどうか、かなり疑問があるのではないか?

と思える部分があります。

一番顕著なのが、紙記録と電子データの突き合わせをしようと

している点です。最近は、再度紙記録からデータを作り直す

とまで仰っていらっしゃるようですが、

これは何も知らないからこそ言えることでしょう。

そもそも紙記録に記載されている内容がどれほどのものか、

御存じなのでしょうか?

紙記録は、まさに台帳に手書きで書かれている記録です。

手書きである以上、個人的なクセなどで非常に読み取りにくい

ものが少なくありません。中には、他の人間に読ませる気が

ないのか?と思えるくらいひどいクセ字もあります。

実在しない文字が書かれていることすらあります。

また、名前がないといったひどい記録も相当数あります。

一方で電子データは、電子化されて10年の間に、

かなりの数の訂正が行われ、正しい記録となっています。

もし今、紙記録に合わせてデータを修正した場合、

より不正確なデータとなることは明らかです。

まして、再度電子データ化するなど、無駄以外のなにものでも

ありません。

なぜ、このような無駄遣いを強行しようとするのでしょうか?

メンツでしょうか?パフォーマンスでしょうか?


また、日本年金機構についても長くなりますので省略しますが

(以前の日記を御参照下さい)これもまた無駄でしかありません。


マスコミの皆さんが「ミスター年金」などと言って持ち上げるので

年金問題を解決してくれる唯一の人、のような印象がありますが

実態はどうなのか、非常に疑問があります。

むしろ、民主党が野党時代に、与党自民党を攻撃するための

ツールとして年金を利用していただけなのではないか?

と思えるフシもあります。



マスコミもまた不正確な情報を平気で流しています。

「消えた年金」という表現が一時は減っていましたが、

最近また増えてきています。

はっきり言いまして「年金記録」は消えてはいません。

各自の基礎年金番号に統合されていないだけです。

消えているとすれば、それは犯罪が行われていたということです。

例えば、国民年金の保険料を集めた人がキチンと社保事務所へ

提出していればちゃんと記録されますが、横領すれば当然に

記録されることはありません。

厚生年金についても、勤務を始めた日を違えて手続きされれば

違う日での記録となってしまいます。

これらについては、社保側では把握のしようがありません。

当然に記録としては正しいものは存在しないことになります。

こういったことも単純に「年金問題」としてしまったのでは

本当の問題点が見えなくなってしまいます。


先日、ある夕方の番組で経済アナリストと言われている方が

年金についてとんでもなく無責任な発言をしていました。

経済アナリストは、経済については専門家かもしれませんが、

年金については素人です。

経済はその時の分析だけで良いかもしれませんが、

年金は何十年も先のことを見据えた視点を持っていなければ

語ることはできません。

マスコミの皆様には、このような人の発言を「専門家」として

流布することの危険性を十分に認識していただきたいと思います。


その他にも、年金に関して世で言われていることには

間違えたことが多すぎます。

このような間違えた話が、ますます年金制度を悪くしています。

実際に、ある政治家の無責任な発言を真に受けたために、

受けられる年金が受けられなくなってしまった方がいらっしゃいます。

このような不幸な方をなくすためにも、私の話を聞いた方の

強い勧めでセミナーを開催することにいたしました。


≪特別開催セミナー≫

政治家もマスコミも何もわかっていない!

「年金の本当のおはなし」セミナー


<主な内容>

・長妻大臣は、本当に「ミスター年金」か?

・紙記録ってどんなもの?

・「年金制度は金集めのための制度」の本当の話

・年金は貰えるのか?

・支給開始年齢を引上げると起きる恐ろしい結果

・「覗き見」が問題となった本当の理由

・なぜ公務員共済年金は額が多いのか

・絶対に他では言えない年金問題の本当の問題点

                   他


日 時:20091119

    16001800(受付開始1530

場 所:大阪 梅田エステートビル5

 地図:http://maps.google.co.jp/maps?f=q&source=s_q&hl=ja&geocode=&q=%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%B8%82%E5%8C%97%E5%8C%BA%E8%8A%9D%E7%94%B01%E4%B8%81%E7%9B%AE4%E7%95%AA17%E5%8F%B7&sll=34.687533,135.506334&sspn=0.008416,0.019248&ie=UTF8&hq=&hnear=%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%9C%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%B8%82%E5%8C%97%E5%8C%BA%E8%8A%9D%E7%94%B0%EF%BC%91%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%94%E2%88%92%EF%BC%91%EF%BC%97&ll=34.706309,135.497593&spn=0.002104,0.004812&z=18

参加費:3,000

セミナー終了後に懇親会を予定しています(参加費別途)。



お申込:info@oogami-sr.com まで、

    御参加されます方の御名前、会社名、メールアドレスと

    懇親会に御出席されるかどうかをお知らせ下さい。

チラシはこちら→ http://www.nenkin-sr.com/pdf/seminar2009.11.19.pdf

民主党のマニフェストでは廃止となっていた日本年金機構が

発足されることになったそうです。

私は日本年金機構の廃止は良い案だと思っていたのですが…。


そもそもこの話は、郵政民営化が成功したと思い込んでいた

自民党政権が社会保険庁にも民営化を当て嵌めようとして

始まったことではないかと思います。

しかし、何でも民営化すれば良いというものではありません。

確かに、年金については様々な問題が出てきましたが、

その多くは民営かどうかを争点とすべき問題ではありません。

「年金」という制度そのものが不適切だったために生じた問題を

民営化という問題にすり替えたものが日本年金機構ではないでしょうか?

これは、今までの年金制度を変えさせないための目くらましとも言えます。


日本年金機構では、職員は公務員ではないということですが、

果たして、これが正しいことなのか非常に疑問です。

職員が公務員であれば、その給与は税金から支払われますが、

公務員でなければ、保険料から給与を支払わざるを得なくなります。

これは、取りも直さず保険料の目的外使用の正当化に他なりません。

郵政であればその収入は利益として計上できるでしょうが、

社会保険の場合はそのお金は「保険料」という預かり金に過ぎず、

利益ではないということが忘れられています。

それでなくても少なくなることがあきらかな年金原資を

このようなことでより減らして良いのでしょうか?


「消えた年金」や「宙に浮いた年金」などと言われていますが

その原因は年金制度そのものに原因があります。

これらの記録が基礎年金番号に統合されていないのは、

職員の怠慢ではなく、制度そのものの欠陥に起因しているのです。

もっとはっきり言えば、元々年金制度は正しい額の年金を

支払う気がない制度だった、ということでしょう。

また、50年に及ぶ年金制度の場当たり的な修正が重なった結果、

年金制度は非常に複雑に入り組んだものとなってしまっています。

一時的な措置や変更・廃止となった制度も数知れずあります。

それを過去の経緯を知らない人間が整理することは不可能でしょう。

自民党だろうが民主党だろうが、政治家の方々は、

その事実を御存じないとしか思えません。

すでに採用が決まられていらっしゃる方々の雇用の確保というのは

わからないではないですが、冷静な判断をすべきです。


本当に過去の年金記録を整理をすることが目的であれば、

ただ入れ物の名前を変えただけの「日本年金機構」は

ムダでしかないことがすぐにわかられると思います。

ちなみに、公務員という方々は、上からの指示であれば

それまでと違う方針であっても基本的には従う方々です。

ただ、サボリ体質ではあると思いますので、

その部分だけキチンと制御できるようにしておけば、

今までの職員の方々でも問題はないだろうと思われます。


尚、紙ベースの記録とコンピュータに登録されている記録を

突合させることは、全くのムダ以外の何ものでもありません。

以前にも書きましたが、紙記録そのものの信憑性に疑問があり

DB化された後に、すでに様々な訂正が行われていますので、

紙記録に合わせた場合は却って違ってしまう可能性も高くあります。

また、その記録が本人のものかどうかは、本人の確認がない限り

確定させることはできません。

ただのパフォーマンスのために、無駄遣いをすることは、

絶対に阻止すべきです。

無駄の排除を標榜している民主党が、このような無駄遣いを

しようとしていることに大きな疑問を感じます。


せっかく政権が変わったのですから、

本当に正しく年金制度を修正・改革していただきたいと思います。