健康保険組合の赤字がニュースになっている
赤字自体はおかしな事ではないのかもしれない
利益を得る組織ではないから
それ自体はあっておかしくないが
少し深掘りすると
保険制度の崩壊が近づいている事に気付く
健康保険組合は
一定規模以上の従業員がいる企業や同業種が集まって設立する
独立した公法人で各組織が独立したルールやサービスを運用出来る
大企業は健康保険組合の場合が多い
一方で
全国健康保険協会は
多くの中小企業の労働者が加入している
法定給付のみで
その財政には国庫補助が入る
現在約4000万人程の労働者が
全国健康保険協会に加入している
健康保険組合は
2800万人程だ
実は全国健康保険協会は現在黒字で
積み立て金も潤沢にある
しかも国庫からの補助も大きい
これは
女性労働者や60才以上の高齢労働者による労働者の増加と社会保険の強制加入
それと社会保険料の引き上げによる
一次的な均衡によるものだ
それなら保険制度が崩壊なんてあり得ないと思うかもしれないが
もう少し掘り下げよう
現在組合の7割が赤字で
その一番の理由は
タイトルの様な現状があるからだ
組合は高齢者1人当たりを支える人数が既に限界に達している
その上国からの補助もない
協会からの補助はあっても到底足りない程だ
そうなると
組合は解散せざるを得なくなる
協会の黒字は一次的なもので
組合の赤字を補填すれば消えてしまう程度のものだ
しかし
75歳以上の平均医療費は年々上がる
そうなれば
保険料の引き上げがまたおこる
75歳以上の人口は現在2110万人以上
単純計算で21兆円が医療費だけでかかっていて
それを労働者人口7000万人で割っても年間30万円が必要になる
これは75歳以上にかかる医療費だけでだ
労働者の医療費は含めて居ない
日本の年間医療費は45兆円
そこを含めれば年間60万円以上を労働者は担保しなくてならない
しかもこれは医療費のみだ
そしてこれは年間間違いなく上がる
寿命の長寿化と団塊世代、氷河期世代が高齢者になっていく
そうなれば医療費はまだまだかかるし
物価が上がれば医療費もまた上がる
既に現在に近い
今はまだ何とかなっているがいつ破裂してもおかしくない風船だ
だからといって小説
七十歳死亡法案、可決や定年後
映画
プラン75の様な事は出来ない
出来ても尊厳死と安楽死を法制化するくらいだろう
それでもしないよりはマシだろうが
このままいけば
近い将来
皆保険制度も
年金制度も崩壊するのは間違いないだろう
政治が
経済が
環境が
社会が
会社がと
理由原因をあげつらって
批判や非難するのは良いが
本当に今しなくてはならないのは
批判非難でなくどうするべきか?
その為にはどう動くべきかを真面目に
全世代が考えないと
生活すらまともに出来ない餓死者が蔓延る国になってしまいそうだ