パットの名手の一人、石川遼のパットの秘密(パットに対する考え方)が開陳されましたね。GDOの「ストローク」よりも大事なこと/石川遼 パットの教室 Vol.1(週刊ゴルフダイジェスト副編集長の服部謙二郎さんとのインタビュー記事)から一部を引用させていただきます。
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ストロークのことはあまり考えて欲しくない。ストロークを磨いてもスコアに直結しない。もっと難しいことがいっぱいある。
それは何か
「いちばん難しいのは『ラインを読む』こと。試合だと一回も打ってないラインを毎回打つわけじゃないですか。20年以上ゴルフをやっていますけど、毎回ラインをバッチリ読み当てるっていうのはまず難しくて、『今のは読めなかったな』というラインが年間でいっぱいあるんです」
石川が考えるパッティングの「難しさの順位(=優先順位)」はこうだ。
1.ライン読み
2.タッチ
3.フェース向き(アドレス)&出球
4.ストローク
上から順に、石川が正解を見つけるのが難しいと考えている。
「ストロークは毎回違って当たり前ぐらいに捉えています。それよりも、ストロークが違った瞬間にとんでもない方向に球が出るのだけは避けたい。つまりストロークが違っても、毎回思ったところに球が出ればいいんです」「めちゃくちゃトウ側に当たろうが、ヒールに当たろうが、両方とも思ったところに出ていればOK。逆に100点満点のストロークをしたのに、フェースの向きが1度左を向いていたら、1度左に出るわけですから、それの方がミスパットです」
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正しいアドレスの練習については該記事の後半にあるので、ご覧ください。
石川はストロークを軽視しているような表現になっていますが、このPRIORITY図から分かるように、ストロークはパットの礎、基本中の基本であることを示しています。
2019年のJTcupは石川遼が制しましたが、2日目終了後、練習グリーンに最後まで残ってパット練習していた石川遼。単に練習するだけでなく1打毎にグリーンの観察をしたり、終いにはグリーンに腹這いになってまでグリーンを観察したりと尋常でないまでの練習をしてました。で暗くなるまでやってたのを最後まで見ていた一人残りの私を「へんなおじさんがいるな」と言うような顔つきで私を見ていたのを思い出します。
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