木下裕太。今年になってからですが彼のことを知り、陰ながら熱く応援してきました。
プロ11年目にしてツアー初V。
7年間もQTファイナルに失敗して試合に出れないという厳しい現実をクリアーして来た苦労人で、それでもゴルフに打ち込んできた情熱に共感したからです。応援の甲斐がありました。
こちらもジーンと来て嬉しさを噛み締めました!
彼は自身「メンタルが弱い」と言ってきましたが、今回は「絶対に逃げない」という姿勢を貫いて、最後には自らツアー勝利をもぎ取りました。
ともに-15で川村昌弘とのプレーオフ。≒4mのイーグルパット、真っすぐにしっかりと打ち出して◎!
川村もいいプレーしましたね。
本戦での#17(パー3)、真横の10mもあるように見えましたが、ライも良くこれを見事に決めて〇。これが木下を最後まで苦しめました。
また、飛距離とFWキープ率を除けば、この試合のすべてのスタッツは木下よりも川村が勝っていました。
そして、勝負が決着すると川村は木下の手を上に掲げて、彼の勝利を讃えていました。
良いですね、スポーツマンの友情。これがあるからツアーが楽しい!
川村自身もとても充実した2週間(先週はBSopenで2位)だったですね。これからも旅との両立で腕を上げてくれると期待しています。
3打差の3位はH・W・リュー。更に2打差の4位に藤本佳則と今平周吾でした。
木下のパット。
超高速グリーン(14.5feet)に上手くタッチを合わせていました。
最終組の中では一番タッチが良かったですね。
仕上がりの良いグリーンですので、タッチさえ合えば、良い結果につながりますが、そのタッチの作り方が彼のしぐさから想像できました。
彼はライン後方から、ボールの転がりをイメージして、場合によっては片山晋呉がやるようにアンダースローでボールを転がすイメージでタッチを作っていたようです(想像です)。そしてそれでもイメージが湧かない時にはライン途中でのタッチも作りに行き、戻って再確認。
他のプレーヤーはここまで綿密に距離勘を作ることはやっていませんでした。
JTcupでは彼のプレーを目の当たりにしたいので、今から楽しみにしています。
なお、ライブ放送だったので、クライマックスの場面でTV中継が終わってしまい、残念な思いをしていたら、続きはCSスカイAで放映されていたと、友人が録画を送ってくれたので助かりました。私と同様、お気づきにならなかった方はご不満だったのではないでしょうか。