フォワードプレス | パット上達ブログ

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パッティングのメカニズムで難しいのは、アドレス後「静の状態から動(即ち、ストローク開始)に移る段階ですね。

そのきっかけとしてフォワードプレスが必要だとD・ストックトンはその著「無意識のパッティング」(吉田晋治訳 青春出版社刊)で述べています。

著書の一部を省略して引用させて頂きます。

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フォワードプレスはヘッドを動かさずにパターグリップだけをスムーズにほんの少しだけ目標方向に動かす動作だ。

私がこれを気に入っている理由は
①じっとしたままの状態からいきなりストロークを開始するより、スムーズに始動出来る。
②ストローク中に左手で行う動作のリハーサルとして、左手を目標ラインに沿って動かすことも出来る。

実際に行うフォワードプレスは、ストローク前の動作と言うよりバックスイングの一部だ。
ほんの少しパターグリップをカップの方に動かして、その動作を開始したら直ぐに左手の人差し指でパターヘッドを動かすきっかけを作り、バックスイングを開始する。

フォワードプレスの長さや速さに厳格な決まりはないが、、ストローク全体にマッチしていて、ストロークまでを一連の動作に出来なければならない。

この動作に関してただ一つ注意したいのは、パターグリップが目標ラインから外れないようにすること。

グリップが目標ラインから外れるとフェースの向きも狂うからである。
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フォワードプレスの最大の利点は、ここで述べられているように「スムーズなテークバック」を行えることです。

この過去ログの中で、D・ストックトンの「決まるフォワードプレス」について5回の記事も参照できます。

フォワードプレスは、パットよりもショットの始動に多くのプロ(特に女子プロ)が用いていましたが、最近は少なくなりました。
と言うよりも、フォワードプレスのグリップの移動量が大変少なくなって来ているから目立たないのかも知れませんね。

実は、このフォワードプレスは「理想のストローク」を得る上でも大切なことなのですが、細かいことですので興味ある方は覗いてみて下さい。