フォービー・ヤオが日本女子ツアー初優勝です。
風に強い台湾の選手だから、川奈に強いと言うことは言えるかもしれませんが、やはり随所に光ったパットの冴えが勝利を呼び込んだと言ったら、パット専門ブログの我田引水でしょうか。
この日は3日間でも風が最も強かったですが「難しくは感じなかった」由ですから、台湾育ちにはどこ吹く風(?)だったのでしょうね。
ホームの台湾GCはここ川奈と同じ高麗芝で、3年連続(*1)でこの試合に出場していますので「芝目も分かっている」そうですから、まさに鬼に金棒です。
この日、ただ一人ノーボギー(4○)の通算-9。
成田美寿々(この日6○1△の通算-4)、比嘉真美子(この日9○2△1■の-4)に5打差をつけての楽勝となりました。
ヤオご本人が「パットが入ったのが勝因」と言うようにパットが冴えわたりました。
#14(パー4)では≒4mを入れて寄せワンのパー。#15(パー4)では≒3mを入れてこれまたパー。
#18(パー4)でも≒2mを入れてパーで凌いでいます。
4つの○のうちツキもありました。#6(パー3)では奥にこぼしたアプローチがカップイン。こういうツキにも恵まれました。
ヤオのパット。
グリップが独特ですね。
いわゆるベースボールグリップ(*2)です。
10歳からゴルフを始めたそうですが、多分その頃から握り方を変えていないのではないでしょうか。
それにボールが2mくらい出てからルックアップしていますので、狙いのラインにボールが乗るのだと思います。
今季は現時点で平均パット数は1.7696でランク2位につけています。
*1:12年は予落。13年は通算+3で42位Tでしたので、「不思議。3年目で勝つなんてちょっと早い」とのコメントにも肯けます。
*2:10フィンガーグリップはショートパットの応急処置としてご紹介させて頂きました。
→「ショートパットの応急処置」