全身で迫る | パット上達ブログ

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パットはゴルフ上達のカギ。パットの理論(世界で唯一)からパット数の減らし方、グリーン上のウンチクなど上手くなるヒントを79歳でA.S.達成した終活まっしぐらのGreenKeeperが発信します。

安部龍太郎さんが「等伯」で直木賞を受賞しました。

「もう(自分は)候補の範疇からは外れたと思っていた。その分、本当に良いものを書いて読者に読んで頂くことを目標にしてきた」という該書は日経新聞朝刊に連載されていました。

御自身が「自分の最高傑作を書く」と誓って取り組んだ力作で、パットの開眼にも通ずるものがあると感じたので、一部引用させて頂いたことがあります。→「更なる高みを求め」

安部さんはとっくに直木賞を受賞しているものと勘違いしていましたが、墨絵を学んだり、等伯ゆかりの地を何度も訪れたりと、能登の文化や土地柄を吸収して執筆に取り組んだそうですから「等伯の半分は私である」というのも肯けます。

この小説には、鬼気迫るような場面が随所に有って、読者をぐんぐん引きつける傑作だと思います。

そして、等伯に迫って行くうちに「自分の中の何かが変わっていった。本当の小説家になれたのではないか」と受賞の喜びを語っています。

等伯は、信春と名乗っていた頃に、数限りない習作(今でいうデッサンでしょう)をしていたと聞きます。

パッティングで言えば、ストロークや距離勘の練習を数多く行うのに似ています。

そうすることで、D・ストックトンのいう(ストロークのフォームなどは意識しないで)無意識で良い結果の得られるパッティングが出来るのだと思います。
「潜在意識が知る」

雪が降ったり、グリーンが凍っていたりと、この時季ラウンドがままならないですが、こう言う時こそシーズンに備えた練習に勤しむのが宜しいのではないでしょうか。