岡田 民主党幹事長は、9日に開催された全国幹事長・選挙責任者会で、


8月31日までの延長国会で、2011年度第2次補正予算案、再生可能エネルギー特別措置法案の「退陣3条件」に早急にメドをつける考えを示し、第3次補正予算案の編成は「新体制の下でやる」と宣言した、と報道されています。


又、総理大臣が辞任か、という感じです。


菅総理を止めさせた後、民主党は、誰を次期総理大臣として指名して、どういう方向で政治をするのか、

さっぱりわかりません。 だから次の総理大臣が、どういう人がなるのか、さっぱりわかりません。


とにかく、首相のポストが軽くなりすぎです。  


誰が、どの時期に総理大臣だったか、最早、思い出す事も困難になりつつあります、


戦後からの首相の在職期間が、下記のブログで書いてありますが、

小泉総理を除くと、2000年の小渕内閣から、6人の総理大臣が、2年以内に辞任しています。

http://morejp.blogspot.com/2011/06/blog-post_05.html


という事は、各総理大臣は、1回しか予算編成をしていない、ということです。


これでは、日本の方向性など、首相が変えていけるはずがありません。


最早、国会議員が首相の選任する、という制度自体問題があるとしか思えません。


国民が直接、首相を選ばないと、この「1年でかわる総理大臣」というのは、脱却できないのではないでしょうか?


夏休みになりますね。 自由な時間がいつもよりは少しできます。 何か本でも読んでみようかな、と思う季節ですが、どうせ読むなら、その後の自分をちょっとだけ変えてくれる本を読んでみたいですね。


そんな人にお勧めなのが、「Rich Dad and Poor Dad」です。

Rich Dad Poor Dad: What the Rich Teach Their Ki.../Robert T. Kiyosaki
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2000年に書かれたこの本は、「金持ち父さん、貧乏父さん」という翻訳本も大ベストセラーになりましたので、

読んだ人も多いかもしれません。


I had two farthers, a rich one and a poor one. One was highly educated and intelligent; he had a PhD, and completed four years of undergraduate work in less than two years. Then he went on to Stanford University, the University of Chicago, and Northwestern University to do his advanced studies, all on full financial scholarships. The other farther never finished the eighth grade.


If I had had only one dad, I would have had to accept or reject his advice. Having two dads advising me offered me a choice of contrasting points of view; one of a rich man and one of a poor man. Instead of simply accepting or rejecting one or the other, I found myself thinking more, comparing and then choosing for myself.


という個人的体験から、お金について考えるようになった、と書き始めている。


もちろん、

The poor dad (貧乏父さん)  = highly educated and intelligent dad

The rich dad(金持ち父さん) = dad who never finished eighth grade

だ。


One of the reasons the rich get richer, the poor get poorer, and the middle class struggles in debt is because the subject of money is taught at home, not in shool. Most of us learn money from our parents.


だから、家庭でどう教わるかが大切だけど、二人のアドバイスは、全く違う方向だった。

My poor dad would say, "I am not interested in money.", or "Money doesn't matter."

My poor dad always said, 'Money is power,'


One dad say, 'Study hard, so you can find a good company to work for."

The other say, 'Study hard, so you can find a good company to buy."


この本が書かれた2000年は、米国のペンションプラン(年金プラン)が崩壊し、企業は、'right sizing'や'down sizing'という名の下に、多くの従業員が解雇されて、多くの人が混乱し、経済的に破たんに追い込まれた時期でした。 失業すると社会保障が貧弱な米国では、本当に病院に行くこともできなくなります。


Job Securityが無くなってしまった世の中で、最早、'Study hard, get good grade, and find a secure job.'という事が、最早’神話’であり、rich になることに繋がらない、という事が、世の中全体に分かり始めた時でした。


では、どうしたら良いのか、 学校で教えてくれない 'Fiancial literacy'を持つことが必要だ、 それは難しいことではない、とこの本では言います。


Fiancial Literacyとは、Rich people don't work for money, money works for them. というのですが、その内容は、、、


この本は、考え方がドラスティックな為に、嫌いになる人も多いようです。 ただ、大学受験や就職に失敗したkらと言って悲観する必要は全くない、 又は、就職に成功していたとしても、それが将来、お金に不自由しない暮らしを保証するものではない、という事を教えてくれます。


この本は、書いていることがドラスティックな為、嫌いになる人も多くなるようですが、一度、読んでみることをお勧めします。


なお、彼はこの後、色々な投資に関するノウハウ本も書いていますし、この本にも出てきます。

その、細かい方法には注目しなくても良いでしょう。 この細かい投資テクニックに終始していたら、

単なる投資推奨本に過ぎなくなりますが、それだけではない、人生感や職業感に、ある種の刺激を

与えてくれると思います。 だからこそ、ベストセラーになったのでしょう。


翻訳本では、Rat Raceに引っかかる人もいるようですが、この本を読むと、そんなにひっかかりません。


又、翻訳者は、不労所得、という言葉を使ったようで、この考えに拒否感がある人もいるようすが、Passive Incomeというのを、不労所得、と訳したのでしょうか? いや、言っていることは、正にそうなのですが、あまりに日本語の’不労’というネガティブなニュアンスが前面に出ている気がしますね。


英語も簡単ですから、是非、原文で読んでみることをお勧めします。



中国の電子商取引のアリババ社が、モバイルOSを今年のQ3にリリースする、と発表して注目を集めていますね。


アンドロイドOSの改良版だそうですが、果たして上手くいくのか、疑問に思っている関係者も多いようです。


しかし、チャレンジするのは良いことだと思いませんか?


今、OS(オペレーション・システム)は、パソコンOSのWindows, サーバーOSのUnixから始まり, 果てはDBのOracleまで米国勢が独占しています。 現在の’クラウド’技術もVMwareという米国の技術です。


完全に米国に支配されていますが、日本にも主導権を握るチャンスはありました。


1つ目は、西和彦と松下電器が進めていたMSX構想。2つ目が、TRONです。


どちらも、孫正義(現ソフトバンク社長)の官僚や経済界の大物を巻き込んだ猛烈な反対運動によって、プロジェクトは、「壊滅」に追い込まれました。


これは、 「孫正義 企業のカリスマ:大下栄治 著」に詳しいです。



特にTRON。

同著は、孫正義が如何に情熱的に2つのプロジェクトを、財界の大物、京セラ(当時)の稲盛和夫等を巻き込みつつ、通産省にプレッシャーをかけて、つぶした事を、誇らしげに書いています。


孫正義 起業のカリスマ (講談社プラスアルファ文庫)/大下 英治
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「日の丸OSとして、1984年に東大理学部 坂村健が提唱したもので、各メーカーの作っているパソコンに組み込めば、各メーカーによる操作性の違いや、互換性のないソフトは使えない、といったパソコンの大きな欠点を克服できる。 パソコンメーカーをはじめとした関連企業は、このシステムを日本人が考えたオペレーションシステム、日本が誇る「日の丸OS」として、迎え入れた。 95に及ぶ関連企業が参加し、計画推進母体であるTRON推進協議会を作り、パソコンの心臓部にあたるMPUの開発から、パソコン、、大型コンピュータまでを含めた規格統一、それらをつなぐための通信ネットワークの構築を目指していた。」


正に、OSですよね。 今では信じられないかもしれませんが、どのOSもデファクトになっていなかったので、

当時は、日本にも、沢山の日本で開発した独自のOSがありました。


そこの孫が噛みついた。あるパネルディスカッションの席上で、孫は坂村にむかって

「あなたが提唱しているTRONの大義名分、車のハンドルやブレーキと同じように、パソコンの操作性やソフトの互換性を統一するのは分かります。 そしてアメリカの技術ばかりを受け入れていることに忸怩たる思いがあtって、日本が開発した技術を広めたいという気持ちもわかる。 それは、1つの正義です。   ただし、狭い正義です。 日本だけで通用して世界で通用しないのであれば、全くの鎖国に過ぎないのではないですか。」



そして稲盛氏に、通産省の局長に電話をいれてもらいながら、徹底的に潰すための工作をして、ついに、予算措置までついていて、小、中、高校に配布されることが決まっていたTRONプロジェクトを「壊滅」されることに成功した。


孫氏は言う。

「(学校にパソコンを配布するというプロジェクトには)日本独自のソフトを使いたい、という官庁の意図が働いている。国外のものを受け入れようとしない、その思想が間違っているし、そのケツの穴の小ささが許せない」


(以上、詳しくは同著を読んでみてください。 同著では、日本のOS開発プロジェクトを潰した事は、正しかった、という論調で書かれています。 今、振り返ってみると、まだ規格が統一されていなかった、この時が、最後のチャンスでした。 あの時、TRON OSが開発されていれば、今のIT業界は、もう少し日本がイニシアティブをとれていたかもしれません。


さて、同著は、このOS問題について書かれたものではなく、基本的に、孫氏の幼少期から、渡米、友人とたった2名で起業、その後買収を繰り返し、ソフトバンクを一部上場企業にまで育て上げる1987年までを、起業のカリスマの成功物語として綴っています。 色々な意味で面白いです。又、経済界の著名人、官僚を含む登場人物のすべて実名なのも、今振り返ってみると、誰の判断があっていて、誰の判断が間違っていたのか分かって、面白いです。)



さて、孫氏ですが、彼の「日本発の技術を使わない」という態度は、非常に一貫しています。 ADSLの規格、携帯電話の通信規格は、総務省(旧郵政省)を巻き込んで、NTTの規格を全て退けつつ、すべて米国発の技術を持ち込み、米国技術を普及させる為の追加費用の負担は、NTTにさせる、という離れ業を実現しています。



孫氏は、日本の技術開発は、ピンと外れ。 海外から持ってきた方が良いものが数段安く手に入る、と信念をもって行動していて、その姿勢は一貫しています


最近判明したものでも、携帯に送信する「災害緊急警報システム」がありましたが、ソフトバンク携帯だけが実装していなかったのは、有名です。 これも日本の独自のシステムです。


又、彼のビジネスは、昔から常に「政治絡み」でした。 つい最近の「光の道構想」も原口大臣を巻き込んだものですし、 今、彼は管総理を巻き込んで、太陽光発電プロジェクトを立ち上げようとしていますが、次世代エネルギーの技術開発は、日本の将来にとって非常に重要です。


しかし、氏に任せていると、気が付いたら使っている技術は、全て米国、韓国、中国発のものになってしまうのではないか、と非常に心配しています。


大丈夫でしょうか?