お兄ちゃんになった彼は。 | Sing ken ken **バリ人との国際結婚**

Sing ken ken **バリ人との国際結婚**

Sing ken ken(シン ケン ケン)…バリ語で「たいした事ないよ」の意味。
バリ人&日本人夫婦、そしてMIXのおちびちゃん達。
2012年7月30日に念願のバリ島へ移住~♪
私達のバリ島での生活っぷり、ちょっと見てみてくださいな。

ソータが生まれてお兄ちゃんになったユーガさん。

保育園のお友達に次々弟や妹が生まれていたので、自分も兄弟が欲しくてたまらなかったユーガさん。


出産で入院になった時

「パパと2人で大丈夫かな~」とかなり心配だった。


何せ彼はママっ子。

ワタシが仕事(夜勤)で1泊家を空けるくらいは慣れていますが、

入院で5日も帰らないのは理解できないのでは?

と思っていたから。


生まれた日の夜。

保育園から直行で病院に駆けつけ、ガラス越しにソータと対面。

ワタシもユーガに会いたかったけど、貧血で安静になっていたので会えず。


病院からは「ママー」などとグズることなく帰宅したそう。


その夜。

カデが台所で洗い物をしていると「眠い・・・」とユーガ。

「先にベッドに入ってて」とカデが言って、洗い物をすぐに済ませていくと

ユーガは頭からすっぽり掛け布団をかぶってじっとしていたそう。


「どうしたの?」とカデが声をかけるとポロポロ涙を流し、「ママがよかった・・・」と泣き始めたらしい。


カデがなぜママが帰ってこないのか、いつ帰ってくるのかをもう一度説明すると頷いて

それからは1度も(退院まで)泣くこともなかった。


連日病院に来たけど、帰る時も何度も振り返りながらワタシに手を振って名残惜しそうにはするけど

泣かなかった。



退院して家に帰ってからはソータに絵本を読んであげたり、歌を歌ってあげたりしている。

自分の大好きなおもちゃを貸してあげようとソータの手に握らせたりしている。


今まではママと一緒に寝ていたのに、退院当日から何も言わなくてもパパのお布団のところに行く。

「ママと寝たい」とグズったりしない。



ユーガは何にも言わないけど、我慢しているのは分かる。

だからどんなに忙しくても、ソータが泣いても、夜寝る前の絵本を読む時間は削らないでいよう。

今まで毎晩2~3冊は読んであげてたもんな。


絵本を読んで寝付くまではユーガの傍にいる時間を続けている。



そうやって、だんだんユーガもお兄ちゃんになっていくんだなぁ。


赤ちゃんが生まれるとどうしても赤ちゃんのことにかかりっきりになりやすくて

上の子は待たされることが多くなるらしい。


精神的に不安定になる子も出てくると聞いた。


そんな時こそ上の子と短い時間でも密に関わることが大事なんだよなぁ。




Sing ken ken **バリ人との国際結婚**
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上病院に来てソータに面会するパパとユーガさん。上



そうそう、ソータが生まれて、ユーガの気持ちを考えていたら

以前友達のK姉さんから頂いた本を読み返そうと思い立った。


ちょっとだけ (こどものとも絵本)/瀧村 有子
¥840
Amazon.co.jp

赤ちゃんが生まれてお姉ちゃんとなった女の子が、1人で色んなことをやってみるお話。

赤ちゃんのお世話で忙しいママを気遣って、1人でやってみる。

ママと一緒にやっていたことや、いつもやってもらっていることを自分でやってみる。

ちょっとだけ成功。

最後は時間をもらってママにぎゅーっと抱きしめてもらえる。


この絵本を初めて読んだとき、涙が出た。


今回また改めて読んで泣けた。


ユーガの気持ちはきっとこんな気持ち。



ワタシ達親もユーガも、ソータが生まれたことで色々考えて成長していく。

そうやって家族の絆、深めていこう。。


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