秋田の油田(八橋油田、外旭川油田) | なんだかんだの石集めと与太話

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鉱物を初めて手にしたのは、小学生の時。それからずっと中断。
2011年頃より、やっと暇になったので、また石の世界へと羽ばたき始めたけど。

0.はじめに

 石油も鉱物と言えるのかどうかわかりませんが。

 日本には、産出量は使用量の1%にも満たない量ですが、石油を産出しています。新潟、秋田が有名です。中でも八橋油田は私が小学生の頃には社会科の教科書に掲載されていました。

 もう10年以上前には私は秋田県の南西部にあるにかほ市住んでいました。にかほも実は昔は石油の産出が知られていましたが、私が秋田に赴任したときには、もう既に産出はなく、赴任以前には駅の隣には石油の集積場(?)があり、駅からレールが敷かれて運んでいたのですが、それもなくなっていました。残念に思いながら、いつか見に行きたいと思って秋田市内に出掛けたのでした。(2010、2011年頃)

 

1.秋田市内の油井の位置

 石油を掘っている、あの機械、なんて言うんでしょうか。もう10年以上前になりますが、秋田市内の住宅地と郊外近くへ出掛けてみてきました。

 秋田市内の油田地帯は、住宅の密集した地域の八橋(やばせ)地区と北秋田ICから秋田市内に向かう道路の両側の外旭川地区にあります。外旭川では、地図を見ながら田んぼ中を歩いて探してみると油井の跡があって、油の臭いが漂う場所を確認することができました。

 八橋(やばせ)、外旭川(そとあさひかわ)には、草生津川(そうづがわ)が流れていて、この川沿いに油田が発達しています。

 草生津は、「くそづ」とも読むらしく、また草水、臭水とも書き、石油がにじみ出てくる事による地名のようです。秋田以外でも草生、臭津などと付く地名が知られていますが、いずれも油田が発達しています。

 石油を採る会社は、今は統合されたらしく、国際石油開発帝石(株)(現在は、(株)INPEX)の産出する場所を巡ってきたのです。もう10年以上前なので、少し状況は変わっていると思いますが、産出は今もしているので、見に行こうと思えば行けるでしょう。

 秋田市内の産出地は、住宅地に本当に近いのでビックリします。当時は、国土地理院の地図に書かれた「」マークを見ながら、秋田市内をウロウロしながら探して油井を見て歩きました。懐かしい思い出です。

 

図1a 秋田市内(外旭川地区)の油井の位置   

   (国土地理院の地図に手を加えた。)

 秋田北インター(地図の北方にある)から市内に入る道路の両側にある油井の位置。外旭川油田。

 赤が2010年当時確認できたところ。橙は未確認の所。田んぼ中の緑は油井の跡の所。石油臭かった。

 

図1b 秋田市内(八橋地区)の油井の位置

   (国土地理院の地図に手を加えた。)

 八橋油田地帯。中央を南北に流れる川は草生津川。この川は外旭川まで続いている。この川沿いが油田地帯。
 赤は、確認できたところ。橙は確認できなかったところ。
 地図の一番下の途中で途切れている、八橋運動公園南側に(東西に走る)通りが県庁通り。運動公園の右隣の役所マークは秋田市役所。道路斜め向かい、運動公園の南側に県庁がある。

 油井は秋田市内の他の場所にもありますが、回り切れていませんで、未確認です。秋田県には他にも採油している場所がありますが、写真がなかったり、写真が行方不明なので表示できません。

 

2.油井の様子

写真の説明はありません。

写真1 八橋地区の住宅地にある国際石油開発帝石の油井

 帝国石油工業所の傍、赤の卵形の所。

 住宅が近いのでビックリした。
 ここでは3つ、この機械が動いていた。

 

写真2 秋田市八橋地区を流れる草生津川

   水の表面に油が浮いているように感じた。

 

3.油井の動画

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 図1aの田んぼ中の緑の地点です。今もあるかどうかですが。