石川町に採集に行ってみたところ | なんだかんだの石集めと与太話

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鉱物を初めて手にしたのは、小学生の時。それからずっと中断。
2011年頃より、やっと暇になったので、また石の世界へと羽ばたき始めたけど。

 石川町は、もう採集できる場所は少なくなったしまったようです。

 

 今月に入って、産地の様子がどうなっているかと石川町に行ってきました。塩沢で2箇所、塩ノ平で1箇所です。他に和久観音山の方も回ってみました。猫啼は、まだ採集は出来るようなので行きませんでしたが。

 

 以前に緑柱石や柘榴石を採集できた塩沢の場所は竹林の中にありましたが、その竹が取りわれて、すっかり様子が変わっていました。この時期のためか、草ボウボウなのはいいのですが、鉄条網が張られて中には入れない状態で、窪んで石も少なくなっている感じでした。そうなってだいぶ経つようで採集は出来ませんでした。

 

     

写真1 石川町で尋ねた産地のひとつ

   手前の草の垣根には鉄条網が張られていた。

 

 もう一つの塩沢の採集箇所は、2mもの丈がある草が鬱蒼としていて、とてもそこを超えて採集箇所に向かって入る気になりません。草の先には、窪地があってジメジメしているので、どのくらい水が溜まっているのかもわからない状態で、採集地は、その窪地を越えないといけませんから、ここも採集を諦めました。

 

 塩沢を諦めて、国道沿いの塩ノ平の採石場の入口横の場所の様子を確認したら、絶句してしまいました。以前は車に乗っていても広場がすぐわかり、道路から見ると露頭が見えたのですが、今回はブルドーザか何かで溝が掘られたように深くなっており、道路側が盛り上がっていて、道路から見えず、広場の感じになっていたところには、草がたくさん繁っていて様子が全くわからない状態で。

 

 和久観音山の方は、実は最初に行きましたが、第一抗体はいつもながら入口で施錠されていて許可なしでは入れません。が、中の扉が開いていて、というより中の扉が壊れていたのか、真っ暗な坑道の中が暗い中にあるようでちょっと怖い感じに。第二抗体は採集できる場所のはずですが、ここも草が茂って石が見つけるのが困難で。第三抗体は金網で囲まれて施錠されて入れません。木も茂ってきて以前とは様子が少しずつ変わってきているようでした。

 

     

写真2 和久観音山第一抗体

  

     

写真3 和久観音山第二抗体

    広場になっている右端から左側を写した。

    ここでは採集は可能だけれど。

 

     

写真4 和久観音山第三抗体

   何度かこの中で観察会が開かれているようです。

 

 石川町では、石の採集できる場所を探していると、いろいろ話してくれる方も少なくなって、不審者に間違えられる可能性が非常に高くなってきたような感を覚えました。猫啼は、今回行きませんでしたけれど、たくさんの人が行っているので、いい石を見つけるのは困難でしょうけど、諦めずに探してみるかなと。

 

 石川町は、寒いけれど雪の少ないところなので、草が枯れた12月か、2,3月頃にまたウロウロしてみようかなと思いますが。

 

 石川では、かなり残念な採集行になってしまいました。次の採集地に急いだのでした。