ミネラルマーケット(飯田橋)へ | なんだかんだの石集めと与太話

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鉱物を初めて手にしたのは、小学生の時。それからずっと中断。
2011年頃より、やっと暇になったので、また石の世界へと羽ばたき始めたけど。

会場へ

 開催(6/17)は、3年ぶりかな。→ミネラルマーケット

 

 なかなか珍しい鉱物が見られるし、けどこのところ石のことはなあなんて思っていたので、先月中頃までは行こうか、行くまいか、考えていたけれど、先月下旬に九州に行き、さらにその後合同資源鉱石資料館にも出掛けてもいたので、行くことに。

 

 今年は、午前中は指定人数で、午後は自由と言うことで、時間に余裕がある感じで、のんびり10時に家を出ました。会場までは2時間はかからないけれど、人混みの中に行くのは嫌だなというのは相変わらず。

 

 12時からは、自由入場と言うことだったので、飯田橋駅に着いてからは、昼食を食べても会場に着くのは早いくらいかなと言うことで、まずはお昼を。以前食べに行った蕎麦屋(志な乃)を探したが、駅から近かったはずと思ったが、利用したのが随分昔のことでどこかわからなくて、結局そばの「山下本気うどん 神楽坂」でぶっかけうどんを食べる。腰があってなかなか美味かった。

 

 東京理科大の前を通って、ミネラルマーケットの会場に着いたのは、丁度12時ごろ。会場の建物前にはあまり人が居ないから空いているのかなと思ったら、会場に入ると人ひと人で溢れていました。

 

 どんな配置かよくわからず、最初に右手前の小さい部屋に。うーん、いつものミネラルマーケットらしい雰囲気で。ざっと見てから、目的の人たちを探す。福岡石の会のH氏は簡単に見つかる。先月のお礼を言って、ツメブ石とマンガンパイロスマライトを渡すも、逆にネオジムフランソワ石を頂いてしまう。いやこれ売り物でしょとは言えず、おまけに石にちなんで作ったチョコ菓子をも。ただただ恐縮でした。

 

 日本鉱物紀行のT氏のところはなかなか見つからず、ウロウロしていたら、水晶の研究で知られるK氏が予約してないけれどほしい旨を言っていた声で気がつく。1冊でも重いので、何冊持ってきたのかなあと思っていたら、T氏曰く予約の他に何冊か持ってきていたらしい。K氏も買えたようだった。購入後会場をウロウロして回ったが、あまりほしい感じの物が多くない。でも群馬石関連の石の販売があったり、入手したいと思っている稀覯本があって見させて頂いたりした。欲しいものがあったが高価すぎて手が出なかった。

 

 会場には結構年配の人がたくさんいて、このためにだけ無理をしても来た人も見かけた。皆さん結構年を取ってさすがに採集にはあまり出掛けないようだけれど、ちょいと珍しい物やいい標本を持っていたりする。まあ、このミネラルマーケットは伝統のある、鉱物の世界で名の知れた人が多いからなあと思いながらも、皆さん年を取ってきているよねえと感じた次第。

 

入手した物

1.ベスブ石

    (Ca19(Al,Mg,Fe)13Si18O68(O,OH,F)10、神奈川県下北町ザレの沢産)

   

 あまり透明感はないが、結晶の形がわかりやすいかなと思って

 

2.含クロム白雲母

      (KAl2(AlSi3)O10(OH)2、埼玉県長瀞町本野上産)

   

 

   

   これって雲母なのかな、柘榴石じゃないのかと思って。

   産地が珍しいよね。

 

3.ケヒリン石(Bi2MoO6、岐阜県中津川市恵比寿鉱山産)

   

 

   

   ちょいと珍しい鉱物なので。

 

4.人工チタン(Ti)

   

 

   

   電解で作製したと言っていたネ

 

5.コンウォール石

    (Cu5(AsO4)2(OH)4、栃木県塩谷町、日光鉱山産)

   

 

   

   日光鉱山のものだったので。

 

6.千代子石(Ca3Si(CO3)[B(OH)4]O(OH)5・12H2O、岡山県高梁市備中町布賀産)

   

 

   

 

   

   千代子石は、淡い桃色の所。濃い青紫の所は逸見石

   意外と小さい標本だが、逸見石の結晶がしっかりしていて気に入った。

   千代子石の部分もそれなりかなと思って。

 

7.頑火輝石((Mg,Fe)2Si2O6、岩手県川井村道又産)

   

 

   

   別途に所有しているはずだが、結構部分的だったんで。

 

8.赤銅鉱(Cu2O、栃木県塩谷町、日光鉱山産)

   

 

   

   よく見ると斜開銅鉱やら、孔雀石らしい物が。

   パルノー石もあっていいんじゃないかと

 

9.灰クロム柘榴石(Ca3Cr2(SiO4)3、北海道平取町、日東鉱山産)

   

 

   

   ホント小さく緑色の柘榴石がたくさん。

   母岩がわかる感じがいい。

 

10.(本)鉱物 益富久之助 保育社

11.(本)日本の鉱物 益富地学会館編 成美堂出版

12.(本)主要鉱物各説 加藤昭

13.ギスモンド沸石(Ca4(Al8Si8O32)・6H2O、佐賀県唐津市鎮西町)

   

 

   

   小さいけれど、結晶がはっきりしているので。

   これは、福岡石の会の人からの頂き物。次の物も。

 

14.ネオジムフランソワ石(Nd(UO2)3(PO4)2O(OH)・6H2O、福岡県川崎町小峠)

   別途に書いているので、ここでは省略。