昨日は「住宅デー」だったので、「家(の水まわり)」に関する雑感。

 

正直言って、昔は広い家にあこがれていた時もあったけれど、(掃除や家事を手伝ってくれる家政婦さんがいるわけでは無く、私自身が掃除好きでもないので)身の丈にあった空間があって、気持ちよく日々を暮らせたら、それで充分だということをしみじみ思うようになりました。

 

私はずっとひとり暮らしの経験がなかったので、娘が社会人になって関東でワンルームマンションでの生活をスタートさせた時、訪ねて行って、ビジネスホテルのようなお風呂と洗面とトイレが一緒になったユニットに息苦しさを感じた記憶があります。

 

でも、仕事が忙しくて平日は朝早くに出て時には終電で帰宅するような日々を過ごす娘が、週末に部屋を掃除してたまった家事を済ませてからのんびり過ごしたり、気分転換に出かけたりするためには、機能的でコンパクトな水まわりであることが逆に便利なのだと、学びました。

 

 

そして、義母の入浴補助をする際に気がついたのは、高齢になって身体が不自由になっても自宅で快適に過ごすためには、浴室と洗面所とトイレが日常の生活空間に近い場所にあって、ある程度の広さがある方がいいということでした。

 

LDKなどの室内はもちろん水まわりへの移動経路もバリアフリーのフローリングであれば、室内用の歩行器を利用してゆっくりとでも自分で移動することが出来ます。

そして、車椅子になると厳しくても、せめてコンパクトな歩行器だとそのまま入っていけるだけの洗面所(脱衣所)のスペースがあれば、後はトイレや浴室内の手すりなどを使って、自分ひとりでトイレや入浴を行いやすいということ。

 

 


 

 

年を重ねて身体が弱っていくうえで、”誰かに助けてもらわなくても、自分ひとりでできること”を守っていくために、しっかり考えて、工夫し、準備しておくことの大切さが身にしみたことのひとつです。

 

 

 

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