先日、ネット検索で出会った「ピンクリボンのお宿ネットワーク」に申し込んでいた冊子が、昨日届きました。

 

 

 

露天風呂付きのお部屋や貸し切りの家族風呂があったり、大浴場で入浴着(バスタイムカバー)の着用を認めているだけでなくレンタルしていただけたり、食事の配慮をしていただけたり、それぞれいろいろな対応をされている宿が紹介されています。

 

”乳がんを患い、手術を受けて回復の道を歩みながらも、術後の痕を気にして旅をあきらめてしまうという方たちに、もう一度、誰の目も気にせず旅に出かけてもらい、心ゆくまで旅館・ホテルでの入浴などを楽しんでいただきたいという目的で、2012年7月に設立され”

 

”皆様に快適に過ごしていただくために、お客様の受け入れ方法や心構えなどについて、セミナーなどを開催し勉強してまいりました。”

 

と、このネットワークの会長であられる「匠のこころ吉川屋」女将によるごあいさつが掲載されていました。

 

 

あまり遠出は出来ないし、今後の治療のための予算が必要なので贅沢旅行は無理だとしても、掲載された宿の案内をもとにネットでいろいろ調べているだけでも、うれしいと思えます。

 

 

たとえば、最初に診察を受けた病院では主治医が男性医師だったので、やさしくしていただきましたし、配慮もしていただいて、今でも感謝していますが、紹介先の乳腺外科の主治医が女性医師だった時の、ほっとした感覚に似て。

 

”乳がん”という病気への不安とか、デリケートな心理状態とか、そういったものに対して、同じ女性として、何も言わなくてもわかってくださって、そっと寄り添ってくださって、時には、先に配慮してくださるような、安心がある...そんな、気がして。

 

 

そして、主人から、「今まで、子供たちのところへ行くついでに観光で立ち寄ったり、所用で出かけたり、お遍路などで出かけたりした時に泊まった宿の中にも、時間を区切って予約する家族風呂の温泉があったり、アットホームでご主人や奥さんのさりげない配慮が心に残ったところがあったよね。そういったところも、我々は様子がわかってるし、安心して出かけていけるんじゃない?」と言われて、思い浮かぶ温泉宿もいろいろあります。

 

 

”来週の受診日に、温泉旅行に行ってもいいか、主治医にうかがってみようかな...”と思えるようになっているのは、自分なりに、次への第一歩だと、思います。