子どものやりたいことをやらせてあげる

 

好きなだけやらせてあげる

 

 

やりたいことは、力を伸ばしたいことでもあるから

出来る限り存分にやらせてあげましょう。

 

 

 

私もよく言うメッセージです。

 

 

でも、気を付けたいことがあります。

 

 

 

 

 

子供がやりたい、こうしたい、と思った事、

全てを叶えてあげる必要はありません。

 

 

 

 

いえ、むしろ叶えてはいけないのです。

 

 

 

 

 

 

 

親は子どもの言いなりになってはいけません。。。

 

 

 

 

 

モンテッソーリのキーワードは「自由と制限」です。

 

全てが自由なのではなくて、制限がある中での自由です。

 

これは、

「自分のことを大切にする。そして周りの人のことも大切にする。」というモンテッソーリ教育の基本となる考え方です。

 

 

 

 

言い方を変えてみますね。

 

 

 

 

子ども自身が決めていい事柄もあるし

 

お母さんや先生が決める事柄もある

 

 

決定する権利は自分だけが持っているのではない、と小さなころから分かるように環境を整えていく必要があります。

 

 

 

 


思い通りにならないと、暴れたり、周りにあるものを投げたりするのは
自分のやりたいことが全て出来るのが当たり前だと、思い違いしてしまっている可能性があります。
 

 

 

病院の中では走り回れないこと。

 

電車の中では大きな声でお話しできないこと。

 

売っている食材の感触が気になっても触ったりできないこと。

 

お友達の使っている物は、今使えないこと。

 

 

 

 

一度言っても、すぐには理解できません。

でも理解できないからと言って、伝えないのではなく

小さな頃から繰り返し伝えていきます。

 

子供も少しずつ理解していきます。

 

 

 

小学校で、

手をあげたのに先生が当ててくれない、と怒るお子さんの話を時々聞くようになりましたが

こういった場合は、

誰が当てるかは先生が決めること、ということをお子さん自身が知らないのです。

 

 

自分ですべて決めていいのではなくて、大人に決定権がある(こともある)ということを、伝えていく必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

決定する権利は自分だけが持っているのではない、分かるように環境を整えていく・・・

と聞くとどんなふうに?と感じるかもしれませんが、その方法は難しくありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供が決定できること、と

大人が決定すること、をいつもはっきりと示してあげることです。

 

 

 

 

 

 

 

この場所ではこうします。これはできません。と言ったものは、貫き通します。

(大人の決定)


なんでも選んでいいよ、と伝えたのなら、子どもがどんなものを選んでもケチをつけないであげてください。
(こどもの決定を尊重)

 

 

 

 

 

 

 

病院では椅子に座って待つよ、と事前にお話ししてあげましょう。
 

電車に乗る前に、小さい声でお話ししようね、とお話ししてあげて小さめの絵本を持参してあげて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

子供のやりたいことが叶わなくて、泣いてしまったり、怒ったりしているのを見ると(走り回りたいのにぃ~~泣、等)、その場ではかわいそうに思うかもしれませんが、

 

繰り返すことで、他の人の気持ちにも少しずつ気が付けるようになります。

 

 

 

***

 

 

モンテッソーリのお教室や幼稚園では

子どもたちは自由に活動ができます。

 

 

 

自分の好きな物を好きなだけやっていいのです。

 

どの椅子に座るかも自由で席は決まっていません。

一度でやめてもいいし、何度も繰り返してもいいし

たくさんの活動をやってもいいし、何日もずっとひとつのものをやってもいいのです。



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でも少しだけルールがあります。

 

・棚の中から選ぶこと。

(お友達がやっているものは、棚に置いてない状態なので選べません。)

 

・出したものは元通りにして、元の場所に戻すこと
(言わずもがな、次に使う人のために、ですね)

 

・時間が決まっていること。

(鐘が鳴ったらお片付けしておしまいにします。途中の物は、お昼ご飯のあとに続きをやりたければ先生に相談します。)

 

・お教室の中では歩くこと。

(走り回ることは危険でもありますし、他の子どもにとっては乱暴な行動に感じます)

 

 

 

モンテッソーリ教育を受けた子どもたちは、

小さな頃から(おおむね2歳半~)、素直で、やる気に満ち溢れているけれど、待つということも、ルールを守ることも自分からやろうとするようになります。

 

 

 

 

お友達がやっているものが気になってもグッと堪えて終わるのを待ちます。(2才)

 

 

 


積み重ねていくうちに、待つ時間が長くなっても、順番を待てるようになります。

 

 

 
 
 
 

 

自分がやりたいと思っていることにトコトン集中する

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少し難しいチャレンジに挑戦して達成感を得る

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これらのことで、

気持ちが満たされて、落ち着きが出て、待てるようになったり、他の人のために行動できる優しさが出てきます。

 

(よく集中して、チャレンジもして、達成感も得ているのに、室内で走り回る衝動が止められない、机に登るのをやめられない、という場合は、運動面の欲求を満たしてあげることをお勧めしています)

 

 

 

 

 

子どもにルールを守ってもらうためには

同時に、子供に選ばせる環境も必要です。

 

 

何の活動を選ぶのか(またそれやるの?と言わない)

 

今日はどんな服を選ぶのか(選ばれたら困る服は、タンスからのぞいておきましょう)

 

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子供に任せて、尊重してあげることで、

他の人の気持ちを大切にする心の土台が出来ていきます。

 

 

 

 


 

 

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保持資格等



モンテッソーリ教師
おしごと育児シニアインストラクター

幼児教育アドバイザー

心理ケアコンサルタント

日本ベビーサイン協会認定講師

保育士