「日本でいちばん大切にしたい会社」で有名な坂本光司さんの著書「ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社」
本書では、従業員30名以下の小さな会社をクローズアップしています。
人を助け、幸せにし、人に喜ばれる仕事をしている会社ばかりです。利益よりも奉仕を先に考え、社員を大切にし、お客様を幸せにすることに一生懸命になっている。
個人的には上記の考え方には賛成です。ただし、会社という形態においては利益は出していかないと会社は永続できない。このバランスは難しいが、日本人が世界に誇れる共生・助け合いの精神にも通じる考え方はこの先高齢化社会・生産年齢人口減少時代を生き抜く一つの在り方を感じます。
【紹介されている企業】
・小ざさ
(東京・吉祥寺)
一日限定150本のようかん。なぜ、40年入以上、早朝から行列がとぎれないのか?
・ハッピーおがわ
(広島・呉)
自ら末期がんになっても、本当に困っている人に「なくてはならないもの」を届けたい
・丸吉日新堂印刷
(北海道・札幌)
障害のある人が目を輝かせて納品にくる。「点字付きペットボトル再生名刺」で、1枚につき1円を日本盲導犬協会などに寄付する仕組みを開発
・板室温泉大黒屋
(栃木・那須塩原)
リピーター率73%!450年以上続く温泉旅館に現代アートを取り入れ、“人生の最期に「もう一度生きたい」と思われる宿”に
・あらき
(熊本・城南)
店を売る覚悟をした数年前から、世界が認めた「ワインが語りかけてくる」酒屋へ!
・高齢社
(東京・秋葉原)
持病のパーキンソン病に負けずに、「高齢者に働く場と生きがい」を届けたい
・辻谷工業
(埼玉・志木)
商店街の小さな町工場で生まれる「世界一の魔法の砲丸」と職人魂
・キシ・エンジニアリング
(島根・出雲)
「脳障がいの愛娘を救いたい」の一心で、世界から評価される福祉機器をつくる
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