世界一のセールスマンと呼ばれる男がいる。12年連続でギネスブックに認定された唯一の人。その名は、ジョー・ジラード。
1日最高18台。15年間で通算13,001台の自動車(新車)を販売した記録をもつ。
時代が違うと言う人もいるが、本を読むとセールスマンとして不変なところは多々ある。また、具体的な手法もあますところなく書かれている。
ある会社の「トップセールス」というのは、一社に一人ずついる。だが、世界一のセールスマンは、当たり前だが世界に一人しかいない。
ジョー・ジラードは著者の中で興味深いことを語っていた。
「顧客を獲得する上で大事なツールを1つだけ選べといわれたら非常に悩む。不可能に近いその選択をどうしてもしなければならないなら、おそらく「名刺」を選ぶ。といっても、私のは、会社が用意してくれるような、自分の名前が隅のほうに入っていたりして目立たない一般的な名刺とは違う。私の名刺は、完全に私専用だ。顔写真も入っている。もちろん、特注分のコストは自分持ちだが、惜しくはない」
ジョー・ジラードの名刺
自動車のセールスマンだった頃のではないが、コンサルタント時代の名刺です。やはり売れる名刺のツボを押さえています。[ジョー・ジラードの名刺画像(表面)]
[ジョー・ジラードの名刺画像(表面)]
http://www.joegirard.com/ より
セールスマンとは違い、常にお客様の近くにいて、チラシやカタログのように捨てられない名刺。あのジョー・ジラード氏も最も重要視しているのには驚いた。
【著者の読書メモ】
・「セールスはスパイゲームだ。誰かに何かを売ろうと思ったら、その人に関して役に立つと思われるあらゆる情報を収集することだ」
⇨孫子の兵法と一緒ですね。古今東西、時代を問わずということか