日経1面:不良資産買い取り発表 米、最大1兆ドル規模


元セルサイド(S);かなり気合い入った数字だよなー。やっぱり、日本よりも三倍くらいのペースで処理が進んでる感じやね。日本からの教訓もあって、動きは速いよね。流石に日本みたくなったらまずい、っていう意識はすごい感じるよね。


元バイサイド(B);一見、そうだね。でも、よく読むと、1兆ドルって公的資金の額じゃなくて、買い取り総額なんだよね。ちょっと足りないんじゃないかなぁ~。だって、IMFの昨年10月の推定で、「不良資産」の範ちゅうに入るのが総額約20兆ドルなんでしょう? やっぱり不足なんじゃない?


S;そうなんや。問題は2つあって、まずその1兆ドルで十分なのかっていう点。あと、急激な調整は実態経済のハードランディングを招く可能性があること。Bの言うように、額は果たして十分なのかなー??? 日本で実質100兆円くらい不良債権処理したから、アメリカはいかに速い処理スピードとはいえ、100兆円ですむんやろか? それにハードランディングで不良債権もっと増えるかもやし。


でも、当面はやっぱり株価上昇要因だよね。しばらくアメリカ株上がるだろうし、それは日本にも追い風だろうと。これまでは公的資金買い支えが株価引き上げてたっぼいけど、これで上値余地も出てきて、与謝野大臣的には期末の乗り切りにさらに自信を深める、って感じやろね。


B;前回、不良資産買い取りの概略だけしか発表されなかった時はアメリカの株式市場が下がったけど、今回は手のひらをかえしたように、派手に上げたね。とりあえず進展を好感した、ってことだろうけど、一筋縄では行かないんじゃないかな?


俺が一番問題だと思ってるのは、金融機関が保有する不良債権をどのようにして売らせるのか、っていう点。民間投資家が入札で価格決定するってことは、当然なるべく買い叩こうとする訳だよね。そうすると、金融機関が抱え込んだままで、なかなか売らないんじゃない? 日本でも、この点では苦労してて、強力な当局の検査が必要だった。アメリカでも、こういう抵抗があって、まだまだ時間がかかるんじゃない?


S;そうすると、やっぱり公的資金買い支えが抜ける年度明けは、100兆円に対する失望感が出てくるリスクもあるから、かなりコワい。引き続き、期末までは戻り売りの好機と思います~。


B;しかし、今は世界中が金融危機の処方箋で右往左往してるよね。その中で、日本の90年代の経験を教訓として、各国当局はいろいろな対策を考えてる。反面教師だけど、日本に授業料を払ってくれないかなー(笑)。そして、それをぷー太郎の皆さんに配る、っていうのはどうでしょうか? 文字通り、取らぬ狸の皮算用ですが…(笑)。


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