日経1面:三菱UFJ証券とモルガン日本法人「秋にも統合」合意


元セルサイド(S);これは。。。元外資証券マンとしては感慨深いものがあるよ。日興がソロモンに買われたとき、リーマンが破綻したとき、に続く感じかな。。。。時代は大きく変転してるって感じ。ま、僕達がぷー太郎してブログ書いてる段階で、その変転に気づけってことやろーけど(笑)。


投資判断としては、まぁこれは買い(最終的には投資家ご自身の判断だからね!)でしょうと思う。統合そのものは前から言われていたし、それどころかモルスタへの出資はアホだったという声も多かったけど、それらはもう既に株価は織り込み済み。むしろ、お人よしの三菱さんは日本との統合会社の株式の過半数をモルスタにあげちゃうんじゃないか、くらいの懸念があったので、過半数を確保した段階で既にグッドニュースになっちゃう(笑)。競合他社が一つ減ること、外資のノウハウを使えること、外資に対して発言権を持てること、などなど、確かに9000億円は高かったし、NYの(元、笑)投資銀行がそれをどれだけ感謝しているかはかなーり疑問ありだけど、少なくとも将来の展開への布石になることは間違いないでしょー。


元バイサイド(B);僕も三菱UFJの投資判断は買い(投資判断は投資家御自身でお願いします)だと思う。バリュエーション面でも問題ないと思うし、増資をする(=希薄化)というニュースも株価には織り込まれているだろうしね。しかし、どうしたんだろう。今週は気が合いすぎだね。天変地異の前触れかなぁ(笑)。。


ただ、この銘柄に限らず、メガバンク全体としてもどかしいのがあるのも事実。それは、今回のグローバル金融危機の中で、本来であればもっと高い存在感を持つことができて、将来のための布石をもっと自由に打てたんじゃないの???っていう印象が拭えないから。ホントだったら、今頃は世界金融市場の救世主みたくなっててもおかしくなかったはず。。野村のリーマン買収も時期が重なってたから、そのときは若干そんな感じになりかけてたのね。その後が弱い(笑)。詰めが甘いんだよなー。。。


しかし、今回は日系が外資系をコントロールできるのかという問題と、銀行が証券をコントロールできるのかという問題の二つを同時に解決しないといけないから、大変だろうね。おそらく、両社の従業員の待遇には大きな違いがあるだろうし。加えて、三菱UFJも日興コーディアルの買収に乗り出すんでしょ? 三菱UFJモルガンスタンレー日興コーディアル証券?(笑) 名前も大変だけど、よほどうまくやらないと内部はぐちゃぐちゃになりそう…


S;いやいや。三菱東京三和東海モルガンスタンレーディーンウィッターディスカバー日興ソロモンスミスバーニーシティコーディアル証券(もっとあったような気がするけど、もう名前覚えてないよー)、、、、とかくらいにした方がインパクトあっていいんじゃない? 名刺で社名のところだけで6行くらいあって、みたいな(爆笑)。


B;笑 確かにインパクトはあるねー。子供に「おとーさんの会社はなんていうの?」って聞かれて、答えを聞いた子供が錯乱するみたいな(笑)。


S;今日はノリがいーねー(笑)。話を戻そうか(汗)。個人的には、日系の経営でモルスタとの統合会社をマネージできるかっていう懸念もあるけど、そんなの関係ないと思うね! 日本は日本の経営をすればよろしい。日本では三菱が株の過半を持ってるわけだし、NYにも20%の大株主として君臨してんだから、それを楯にとって、日本の経営を推進すればいい。変に妥協する必要はない。投資銀行ってそういうメンタリティなんだから。元外資の人間が言うんだから間違いないよ!


B;まーね。ただ、一般論として、証券会社の合併は難しいんだよね。組織で仕事する銀行とは違って、証券会社の仕事は属人的だから。人が逃げる、あるいはモチベーションが下がると、合併効果はなくなるし。野村、大和、日興の三大証券(昔は山一も含めた四大証券でした!)に対抗して、銀行傘下の準大手証券を統合、大規模化する動きが続いたけど、結局今に至るまで三大証券の地位を本当に脅かしてるとこはないと言っていいでしょ。頭数だけ増やしてもダメ、という証明だよね。


S;そう。だから、三菱がモルスタのブランドとインフラを目的としてるんなら、変に経営で迎合する必要はないよね。どっちにしても逃げる人は逃げるんだし、居抜きでビジネスがそのままくるはずはないんだから。むしろ、一本筋を通した方が、人は残るとも思う。


B;ついでに言うと、日本の金融機関のプレゼンスが上がらないのは、株式の持ち合いを相変わらず継続していることが問題だと思う。前回の株価低迷時にあれほど保有株式の含み損拡大で苦しんでおきながら、株価が上昇すると持ち合い解消の努力を怠るどころか、銀行によっては持ち合いの拡大に転じたところもある。それがまた足かせとなって、今回もまた資産拡大の制約になっている。まるで学習効果がないとしか思えない。今の株価は底値圏だと思うけど、今後どこまで上値を期待できるかは、持ち合いに象徴されるような非合理的な行動をどこまで是正できるかによると思ってる。ちょっと話が堅くなったけどね。


S;なんかアツいね。。。Bは昔、バブル崩壊後の銀行株でさんざ苦労したからねー(笑)。


B;そういうSも外資証券特有の社内政治で苦労したくせに。この話題ではSも結構アツいよ(笑)。


S;はは。。。すいません(笑)。でも、確かに学習効果、というか冷静に考えるのは当事者は難しいんだよ。この統合についても、三菱が出資するニュースが出た時、それから日本拠点統合のニュースが出た時、いずれも現役外資の人は極めて楽観的な見方をしてた気がする。「三菱とモルスタの統合は企業文化が違うから有り得ない」とか、「日本拠点統合でも、マジョリティはモルスタでしょ。グローバルのブランドが違うし。日興ソロモンのときもソロモンが主導権とったし」とかいう人が結構いた。外資から離れてみると冷静に考えられるけど、外資村の中では楽観論がまだまだ残ってたような。誤解してほしくないんだけど、決して現外資の人を批判してるわけではないよ。人間だから楽観論に頼るのは当然だし。僕が言いたいのは、現実と村の中の認識ではまだギャップがあるってこと。銀行も同じように、もう株の持ち合いしても大丈夫って思ったんだよ。


でも、この楽観論は日本で銀行がバタバタ倒れるちょっと前に、当時の銀行マンが潰れるわけないといってたのと全く同じに見えちゃう。そういう意味では、今回の金融危機はまだもう一波乱あるのかもしれないね。。。。


B;そうだなー。間違いなく確実なのは、合併でますますこの業界の余剰人員が増える、ってことでしょうね…。ぷー太郎仲間がさらに増えて、ますます就職が厳しくなるなぁ…。


B&S;あ、以下のバナーに100回くらい、ポチってしてください(笑) お願いしまーす!
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