「在宅勤務」と聞いてみなさんは何を思い浮かべますか？
・服装気にしなくていい！・化粧しなくても済む！・おうち大好き！・人間関係が希薄で楽♪
などではないでしょうか？
正直、私もこれを期待して在宅勤務の職についたんだけど
数か月で退職してしまいました
さて、憧れの在宅勤務になったのにどうしてすぐ退職したのか…
結論から言ってしまうと自分が思っていた以上に自分のことをわかっていなかったということです。
勤務内容を説明すると・週5日、8時間勤務（深夜勤務あり）・コールセンター・出来高制度ありこんなところでしょうか。
私はいい歳のおばさんなのですが自分の身体と性格を過信していたようで次々と心と身体に異変が起きました。
その要因をいくつか挙げてみます。
体調不調
・長時間の座位で股関節痛
・ヘッドセットの締め付けによる耳の痛み、頭痛発症・頑張りすぎて持病が悪化
メンタル不調・まじめに働いているのにだらだらしている気分になる・昼夜逆転の生活（寝不足）・家族への睡眠妨害 ・割に合わない給与・出来高制の数字に一喜一憂される etc…
ちなみにこの職場、覚えることが無限大なのに日々アップデートしていくのでその膨大な知識量に対応するべく毎回１時間前から自主的に勤務して、資料を読んでまとめるという作業をしてました。
自分で言うのもアレだけど本当にまじめに仕事してたの
でも、9時間勤務で1時間お給料なしってことよね。（おばさんにはきつかった）
これだけまじめにやっていても時給に換算すると前職より300円ほど安い。それでも在宅勤務だし！って思って気づかないふりしていたけど、こんなにもダラダラ感が否めないなんて…
これがONとOFFの切り替えが難しいってやつなんでしょうか？
自分はダラダラが好き！と思ってたけどそうじゃなかったのね。
「最近、ピアスつけてないな」とか「おしゃれしてないな」とも感じるように…
それから、これが盲点だったんだけど自分の声が家族にも聞こえていたの。特にお客様に謝罪する声とかね。深夜勤務だったので、眠りを妨害する結果に。
また、自身も寝るのがAM1～2時になり4時間程度寝て、朝家族を送り出してから二度寝する生活が、よりダラダラ感を増長。
さらに自律神経が乱れはじめるとこんな症状も出てきました。
・めまい寝返りや頭を動かすだけで起こる
・悪寒戦慄夜中に急に足などが冷えて歯がガチガチ音がなるほど震える（風邪の諸症状みたいだけど翌日なんともない）
私もね、在宅勤務をする前、ネットでメリット・デメリットを検索し自分に合っているか確認したわけ。
特に、デメリットに着目したけどなんとかなりそうだったので採用していただけて
「夢の在宅勤務～～」と浮かれていたの。
面接の時にも
「在宅勤務は楽なイメージがあるんですが孤独を感じてやめる人が多いんですけどその点大丈夫でしょうか？」
という質問があって私は一人が好きなので「全然平気です！」と回答したんだよね。
それは平気ではあったけど一人でやっている感はありましたね。自分との闘いというか…どれだけ早く知識と経験を積むか？みたいな。
今回の体調・心身の不調に関しては思わぬ落とし穴というか在宅勤務が自分に合っていないことに気づけなかった自分が情けなくて…
せっかく採用していただけたのに本当に申し訳ない…
長くなってしまったけど辞める時に感じたメリット？を少し。
・お菓子を配らなくていい(笑)・（相手が忙しい場合）挨拶は文字で済む。・退職の処理がメールで簡潔。
最終出勤日に、直接顔を見せてお詫びとお礼を言うつもりだったけど上司が会議中ということで文字のみのやりとりで退職しました。これってちょっと悲しいけど楽といえば楽でした。
退職時の処理についてもメールでやり取り出来るので、やっぱり直接人と会わずにすむのは気持ち的にも楽で助かりました。
出会えた同期や直属の上司はいい人ばかりだったのでそれについてはとても恵まれました。元気をもらったし、感謝しています。
ただ、在宅でカメラ越しでも嫌な人はいましたよ 
だよね～
もし在宅勤務につくなら、
仕事の合間に家事が出来る～とかメイクしなくてすむ～とか紅茶とか飲みながらゆったり仕事出来そう！
なんてメリットだけにおどらされることなく
・勤務日数や時間（帯）が自分や家族に合っているか。・持病など、体調に問題はないか。・給与と仕事内容の均整がとれているか
・その「楽」は本当に欲しいものか
よく考えることをおすすめします 
これって、在宅勤務じゃなくても普通に考えることだったのにね。馬鹿だな、あたし。
最後までお読みいただきありがとうございました！