妹背山婦女庭訓 | むばたまの夜の衣を返してぞ着る

むばたまの夜の衣を返してぞ着る

~いとせめて恋しきときはむばたまの夜の衣を返してぞ着る~
平安時代の歌人小野小町の歌から。
愛しい人にどうしようもなく会いたくてしかたのないときは、
寝間着を裏返して寝るわ
(寝間着を裏返して寝ると恋しい人の夢を見ることができるという説があったそうで)

通し狂言 妹背山婦女庭訓

2016年4月8日
第一部 11時~15時30分
小松原の段/蝦夷子館の段
猿沢の池の段
太宰館の段/妹山背山の段
 

第二部 16時~21時04分

鹿殺しの段/掛乞の段/万歳の段/芝六忠義の段

杉酒屋の段/道行恋苧環/鱶七上使の段/姫戻りの段/金殿の段

 

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通し狂言!!!!みてみたーいポーンでも、10時間劇場に居続けることになる。この長丁場にはたして耐えられるのか?という不安があった。しかも、往復6時間かかるところに住んでいるというハンデがあるあせる
 
結論!
やればできる子だった・・・でも、やっぱりもうやりたくないゲッソリ(文楽劇場の椅子の座り心地がよくなったからか、睡魔がー)
 
第一部はやはり山の段!上手にも下手にも床があって、それぞれ妹山と背山を受け持つ。両家の対立、翻弄される恋人たち、葛藤、親の思い・・・。「ロミオとジュリエット」より深いい。個人的趣味として下手寄りを選択したのは正解。(雛鳥の簑助さん♡、妹山の三味線清治さん♡)
 
第二部は歌舞伎でもそうなのだけど、ストーリー的に求馬に共感できなくて(笑) (歌舞伎だと「求女」女求めてるし~)どうも釈然としない。お三輪ちゃんも橘姫もどっちも可愛そうになってしまう。勘十郎さんのお三輪ちゃんが可憐でかわいかったラブラブということがせめてもの救い(?)浄瑠璃を楽しむという領域にまだ達していない未熟者なので、今後に期待してほしい^^;
 
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文楽劇場前の桜はまだ残っていた。舞台の桜は満開桜*桜**桜*桜**
 
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いつも思うけど、文楽のパンフレットってお得感がある。床本付きで650円!