ディスプレイは、視差バリア方式を利用した3D液晶で、撮った写真や動画を裸眼で3D映像として楽しめる。方式はNewモバイルASV。サイズは4.2インチ、解像度は540×960ドット(QHD)と精細だ。3D対応のメニューがプリインストールされているほか、YouTubeなどの動画も3Dで見ることができる。液晶には薄型テレビのAQUOSで培った「先鋭化技術」「色彩調整技術」などの技術が応用されており、2Dでも3Dでも映像は鮮明。残像感も少ない。バッテリー持続時間を伸ばす「低消費電力化」にも対応した。また、「カラーベールビュー」でのぞき見を防止することができる。
AQUOS PHONE SH-12Cは、背面に800万画素CMOSカメラを2つ搭載し、3D撮影が行える。3D撮影は静止画と動画のどちらにも対応している。先代の「LYNX 3D SH-03C」はカメラが単眼のため、3Dの静止画を撮るには本体を横にスライドさせなければならない。また、原理上、3D動画は撮影できなかった。一方、AQUOS PHONE SH-12Cの二眼カメラは、左右それぞれの目に映し出す映像を記録でき、3Dでの動画撮影が可能。静止画撮影もシャッターを一度押すだけでよい。動画は720pのHD画質をサポートしている。顔検出機能やフォーカス追尾機能「チェイスフォーカス」、撮影シーンを自動認識する機能なども3D撮影時に利用可能だ。